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目黒蓮side
岩本君に呼ばれてはなしていると急にスタンガンで気絶させられた。
その瞬間、耳元で岩本君の声が聞こえた。
岩本｢阿部を救ってやってくれ。あいつは、俺がしとめる…。｣
目隠しをされ、耳しか聞こえない状況で、阿部ちゃんの気配を感じた。一か八かで名前を呼ぶと、阿部ちゃんだった。
昔、兄貴の友人岩本君によく似た人に…いや…多分本人。
に、絵本をよんでもらったことがある。
それは、吸血鬼のお話。
満月に人間と吸血鬼が悲しいお別れをするお話。
ふと、思い出した。阿部ちゃん｢兄貴｣は、海で行方不明になった歳と全く変わっていなかった。
それも、吸血鬼の特徴。
まさか…兄貴って…吸血鬼だ…。
それだと、すべて説明がつく。
大分時間が経過して、おそらく夜だろう。
急に、目隠しが外された。
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作者名：山田廉 | 作成日時：2021年6月13日 22時
