【ヒロアカ】私じゃ無理なの??2【爆豪勝己】 (ページ45)

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64話＊ヒーロー名ページ45

電車での騒ぎを抜け出した後の教室。
私は電車内での出来事を思い出し、少し落ち込んでいた。

悔やんでも仕方ない事なのだが、将来はヒーローを目指す身、何とか対応出来なかったものなのか。

麗日｢おはようAちゃん？どうしたの｣

『あ、おはようお茶子ちゃん』

実は…と今朝の事を打ち明けた。
するとお茶子ちゃんは微笑んで

麗日｢それは緊張するよ～
私も朝話しかけられたけど驚きの方が大きくて対応出来なかったもん｣

『それはそうだけど…』

麗日｢徐々に慣れていけばいいよ！｣

相澤先生がいらした事で会話で溢れた教室が一気に冷めた。

相澤「おはよう今日の“ヒーロー情報学”はちょっと特別だぞ｣

何か含んだ言い方に切島君と上鳴君は口をキュッと結び、じっと先生を見る。

きっと小テストがあったらと考えて頭を抱えているんだろうと思い、口元を手で隠した。

相澤｢[コードネーム]ヒーロー名の考案だ｣

｢｢｢胸膨らむ奴きたぁぁぁ！！！｣｣｣

今後ヒーローになりずっと呼ばれるヒーロー名。心踊らないわけがない！
皆思い思いにガッツポーズなど感情を露わにする。

しかし相澤先生の凍り付かせるような目つきに全員即座に席に着いた。

相澤「というのも先日話した［プロからのドラフト指名］に関係してくる。
指名が本格化するのは経験を積み即戦力として判断される２、３年から…つまり今回来た゛指名”は将来性に対する“興味”に近い。

卒業までにその興味が削がれたら一方的にキャンセルなんてことはよくある」

教室の所々で苦渋な声が聞こえる。

そうだよね、卒業できてもヒーローになれなかったら…と考えると胸が苦しくなるよね。

葉隠「頂いた指名がそんまま自身へのハードルになるんですね！」

相澤「そで、その指名の集計結果がこうだ」

そう言いながら先生は黒板に指名件数の表を張り出した。

相澤「例年はもっとバラけるんだが二人に注目が偏った。

これを踏まえ…指名の有無関係なくいわゆる職場体験ってのに行ってもらう」

佐藤「それでヒーロー名か！」

成程、呼び名が無ければ職場体験でどう呼べばいいのかわからないものね
これはしっかりと決めなきゃだな

相澤「まぁ仮ではあるが適当なもんは…「つけたら地獄をみちゃうよ！」