【ヒロアカ】私じゃ無理なの??2【爆豪勝己】 (ページ42)

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61話＊疑心暗鬼ページ42

爆豪side

カーテンの隙間から漏れる眩しい位の日差しで目が覚めた。ベッドから起き上がろうとするが昨日の疲れが抜けきってないのだろうかすぐさま起きれずベッドの上を徒労に過ごす。気づいた頃には既に太陽は真上まで昇っていた。

階段を降り、テレビであろう音のする方へ向かう。ドアを開けるとソファにゆったりと座る母親がいる。
ドアを開ける音で気づいたのかそこから立ち上がりキッチンへ向かう。寝ぼけたまま静かに椅子に座った。

ようやく頭が働いてきたのか部屋を見渡すと同居しているはずの幼馴染の姿が見えない。ちょうど朝食を持ってくるついでに聞いた。

朝早くに出掛けたと聞き、この間の黒い車から降りてきたAの事を思い出す。今まで俺に隠し事なんてできなかった筈が一丁前に隠していて腹が立つ。

途中でドアを乱暴に開けながら洗面台へ向かう。歯ブラシを取り、口に含む。イラつきが収まらない。

｢死ねクソ菌がぁぁぁぁぁぁ！！｣

光｢昼に起きてきて叫ぶな！｣

爆豪side終了
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忙しく中々会えない母に会えて心が弾む。帰りにおばさんから頼まれ、近間のスーパーに寄る。今はお昼時を過ぎた頃。手早く用事を済ませ、帰路についた。

『ただいまですー』

光｢Aちゃんおかえり！おつかい頼まれてくれてありがとう｣

『これくらい大丈夫です！』

朝早くに出たからか体が重く部屋へ向かうため階段に足をかける。

光｢あ、Aちゃん！勝己用事があったみたいだから後で聞いてみて｣

『わかりました！』

階段を上り終えると、手前にある重苦しく感じる勝己の部屋をノックする。勿論中から虫の居所が悪そうな勝己が出てきた。恐る恐る要件を尋ねると

爆｢てめぇ朝からどこいってた｣

以前にも聞かれ誤魔化したのを思い出す。ヒーローを目指してる勝己に私事で迷惑をかける訳にはいかない…

『別にお母さんに会いに行っただけだよ』

勝己は疑心を抱きながらも、納得いっていないようで…
爆｢明日の午後空けとけ｣

『へ？』

何か小言を言われるかと思いきや明日の予定を一方的に取り決め、ドアを閉ざされた。

(はぁぁぁぁあ？)