【ヒロアカ】私じゃ無理なの??2【爆豪勝己】 (ページ29)

今日:20 hit、昨日:2 hit、合計:53,745 hit

48話＊障害物競走ページ29

スタートしたもののゲートが狭すぎてすでに足止めを食らった
つまりここがもう最初のふるい

そのとき冷気を感じた

(来る!!!)

何かが来ると瞬間的に感じ、手を合わせ地面に触れ足場を作り前に出る
予想通り今までいたところが凍っていた

(この氷…轟君の〝個性″だ！)

『危ない危ない!!』

作った足場から跳び、先頭グループに合流する
スタートしてそうそう第一関門入試の時の仮想敵(ヴィラン)だ！

『残念、もうちょっと手の込んだのが良かったなぁ』

周りの生徒は私の言っていることがわからないようで戸惑い
さらに仮想敵(ヴィラン)に立ちすくんでいる

私が仮想敵(ヴィラン)に触れた途端崩れ落ちる
後方の足止めもでき、他の敵(ヴィラン)も倒せ一石三鳥だ

反対側では轟君の前にいたはずの敵(ヴィラン)がすべて凍らされていて、道ができている
轟君はすかさず進み、その後ろを普通科など他の生徒がつづこうとしている

プレ「1-A 轟!!氷室!!攻略と妨害を一度に!!こいつはぁシヴィー!!!」

他の人達より早く第2関門についたが、そこは落ちれば即アウトの綱渡り

『こんなの楽勝ね、道が無いなら作ればいい！』

スタートの時と同じように第2関門ゴールまでの道を作る

プレ「さあ先頭は難なくイチ抜けしてんぞ！」

轟君が一位、私と最初で出遅れた勝己が二位となった
そして早くも最終関門しかしそこは…

プレ「一面地雷原!!!怒りのアフガニスタンだ!!地雷の位置はよく見りゃわかる仕様になってんぞ！目と脚酷使しろ!!」

威力は大したことないらしいが確実に足止めをくらうことになる
しかも私の個性だと地雷も一緒に土台に組み込んでしまう恐れがある

ここは速さも重視だが、避けながら進む方が得策だろう

後続で急いだ挙句爆発に巻き込まれる生徒も多い

(慎重に、でも急ぎ足で…)

地雷原の中盤にまでなると勝己が私を追い越し轟君と並んだ
先頭は２人の独壇場だ

そう思ったとき後方でありえないほどの大爆発が起こった
振り返ると爆風の中から出久が飛び出し、先頭の２人を抜いた

出久の行動にあっけにとられていた私は我に返り、３人の後を追いかける

スタジアムへは着いたものの勝己と同着で３位だ

爆「また…クソッ…！！Aにまで…!!くそがっ…!!!」

横を見るとお怒りのようで逆鱗に触れないようそこを後にし、ゴールしたばかりのお茶子ちゃんや出久の元へ向かう