45話＊昔の記憶 ページ26
帰りは柊に送ってもらった
車から降りると勝己が丁度玄関から出てきたところだった
すれ違う時に何処へ出掛けていたか聞かれた
『別に、何処でもいいでしょ』
無愛想そうな返事をしたとは思ったがこれ以上は話したくないため家に入ろうとする
が、腕を掴まれた。咄嗟の行動で自分も驚いている
掴まれた逆の手で勝己を殴ろうとしてたのだ。
爆豪「おい！」
ガチャ
部屋に入ると床に座り込む
あの人に会ったからか、少し気分が優れずベッドに倒れこんだ
あなたって…
お、お父さん！？
うわぁぁぁぁ!!!
これは、昔の…記憶
おとう…さん
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――――
昨日あんな事があったため勝己に会いづらく早めに家を出た。
学校近くまで来たとき、祖母から貰った方の携帯がなった
内容は平日の予定から休日の予定、献立等びっしりと書き込まれている
返信はせず、鞄に突っ込む
教室に着くと相沢先生の安否について数人が話しているが、
その時に何もできなかった自分が悔しい…
「おい、Aてめぇなんで昨日」
しまった。話したくなくて朝早めに出たのに勝己が前の席だということをすっかり忘れていた
『いやぁ、昨日ちょっと疲れちゃってさ！』
咄嗟についた嘘だったので怪しまれていないだろうか
つまらないと思ったのか溜息をつき自分の席につく
チャイムが鳴り皆席に着き先生が来るのを待つ
あの怪我で相沢先生は来るのだろうか。
すると扉が開き、相沢先生が来た
包帯ぐるぐる巻きのミイラになってもくるとは…流石プロ
相「俺の安否はどうでもいい 何より戦いは終わってねぇ」
その言葉に緊張が走る。
相「雄英体育祭が迫っている！」
「「「クソ学校ぽいのきたぁぁぁぁ」」」
あの襲撃の後で体育祭を行っても大丈夫なのだろうか
相「逆に開催することで雄英の危機管理体制が盤石だと示す…って考えらしい。警備は例年の５倍に強化するそうだ
何より
当然名のある事務所に入った方が経験値も話題性も高くなる
時間は有限 プロに見込まれればその場で将来が拓けるわけだ
年に１回…計３回のチャンス ヒーロー志すなら絶対に外せないイベントだ！」
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作者名：★MAKARON★ | 作成日時：2016年7月13日 20時
