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この日はBTSも私もオフでみんなで,
曲作りをしよう。っと言うことになった。
黙々とみんな作業を進める中,やっぱり私は
オッパの事が気になって鉛筆を動かしては,グクオッパをチラチラ見てしまう。
あ...。
目が合えばすぐにそらすオッパ。
JK「僕,部屋で作業してきます」
NJ「わかった。しばらくしたらまた戻ってきて」
JK「はい」
分かってる。私がいて集中できないことくらい。
だから...早く曲を完成させなきゃ。
心の中で焦っている私に気づいたのか,ユンギさんは,「そんな焦って作ってもいい音楽になんねーだろ」。っと言って私の手のそばにコーヒーを置いてくれた。
「あ,ありがとうございます.」
ん。っと言ってまた作業をするユンギさんは
どこか頼もしい雰囲気を感じられた。
焦る,焦らない。の前に___...
私にはいい音楽なんて作れない。
分かってるはずなのに,オッパにがっかりして欲しくなくて,また手を動かす。
______
___...
その日は結局出た案を見せ合うくらいで終わった。
ホソクさんとジミンさんは曲作りとまた別に,
ダンス振り付けの仕事もやらなくちゃいけなくて,
みんなくたくたに疲れていた。
「...皆さん! 何か食べたいものありますか?」
疲れていたみんなに私がそういうと,
みんなは少し顔を明るくして『キムチチゲ鍋』。
口をそろえてそう言った。
でも知ってる。
グクオッパは『キムチチゲ』が嫌いなこと。
キムチチゲ鍋とオッパのためにチャージャー麺を作ろうと決めて,台所に立つと「手伝うよ」と言って,
袖をまくるジンさん。
JN「僕はチャージャー麺をするよ」
「あ! いえ,キムチチゲ鍋もチャージャー麺もまかせてください!」
JN「わかったよ。じゃー、一緒に作ろう」
少し笑ったジンさんは冷蔵庫から食材を出してきて,
私に渡した。
料理をしているうちに,私達の料理をしてるところを
みんなが覗いてきてて
JM「ヤァァ。テヒョンア..なんでつまみ食い!」
TH「Aがいいっていったしー」
自然と私も笑顔になっていたけれど,その笑いの空間にやっぱりグクオッパはいなかった。
まだ笑顔を見てない...。
ぼーっとして包丁で具材を切っていたら指に痛みが走った。
「っ...!___」
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作者名:白うさぎ x他1人 | 作成日時:2020年3月21日 17時