戦楼救(せんろうきゅう)

第１話　転換 ページ1

…私は小鳥遊 立夏(たかなし りっか)。
いつも、東方の世界に行きたいと思っている、中学3年生だ。

立夏)今日も学校か…もし、何か特殊な事が起きれば、休みになるのかな…？

と、いつもみたいに現実逃避をしていたその瞬間。
まさか…あんな事が起こるなんて。

ミナ)ん？あー…立夏だよな。
立夏)え？は？ミナ？
ミナ)まぁ、そんなところだな。

こいつの名前は全神 ミナ(すべがみ みな)。私が作ったオリキャラだ。
なんで居るんだ…？とりあえず…聞いてみるか。

立夏)なんでミナがいるの？
ミナ)説明すれば長くなる。だからできるだけ簡潔に話すな。
立夏)うん
ミナ)この世界と想像の世界が融合しかけててな。創造してキャラクターを作った人と一番関係深い奴が、今出てるんだ。だから立夏の場合は私だったわけだ。今のこの世界の状況は、"東方"にあるもの全般がこの世界に出てるから、つまり今、お前も能力持ってるってわけだ。
立夏)…まじで？
ミナ)ああ。立夏の場合は…｢想像を作成する程度の能力｣だな。
立夏)そのままじゃん。
ミナ)まぁチートではないからな？お前自身が馬鹿だし、能力授かったばかりだから代償ありまくりだ。
立夏)馬鹿は余計ですー！
ミナ)いや馬鹿だろ。音楽と美術以外成績１だろが。
立夏)うぐっ。
ミナ)まぁ、それはいいとして。お前は種族変えたいか？
立夏)ゑ？変えれるの？
ミナ)変えれるぞ
立夏)ﾏｼﾞｶﾖ

流石に予想外だ。種族変えれるとかがちで想像じゃん。
んー…それなら…やっぱりあれだよね。

立夏)狼っ！
ミナ)言うと思ったよ。お前狼好きだからな。
立夏)ミナって心読めるの？？？
ミナ)何年お前のオリキャラしてると思ってんだよ、後私の能力忘れたか？？
立夏)あっ…そっか。

ミナの能力は｢ありとあらゆるものを操る程度の能力｣だったよね。意思のないものは操れるっていう。もしかして心も読めるのかな…？

ミナ)読めるからな？舐めるなよ？五代目全神家当主を
立夏)すいません…というか想像が本当になるって、何があったの？
ミナ)んーと…超絶簡単に言うと。こっちの世界の唯一の神が想像世界のトップの神と話し合いしてそれが本当になってるだけだな。
立夏)うわぁ…凄い雑だね…その神達…
ミナ)私もあいつらは正直苦手だ。
立夏)あはは…

本当だ。戦争が起こってない今ならまだしも、起こるかもしれないっていうのにそんな簡単に実現させるとは…まぁ、私は嬉しいからいいけど…。

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