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一緒に帰る途中、森本はよく訳のわからない話を楽しそうに続けている。
だから私も「あー、はいはい」とか「そうだねー」とかなんとか適当な相槌を打つ。
いつもより近くで見る森本は、不覚にもキラキラして見える。
ほんと黙ってればイケメンなんだけどな
なんて謎の上から目線で考えてると
『えっ！』
って馬鹿でかい声が響いた。
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「なに、」
『Aの肩めっちゃ濡れてんじゃん！』
何を言い出すかと身構えたら、予想もしないことだった。
そんなことに気付いたのも意外だったし、私以上に森本だって濡れてるのに。
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「いや、大したことないから」
ほんと気にしないで、って続けようとした私を待たずに
『早く言えよ〜、風邪ひくじゃんか』
って近くに寄ってくれた。
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続く (更新停止中)
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作者名：s e n | 作成日時：2023年4月6日 14時
