ラムネ先生の兄弟子は意地悪【怪病医ラムネ】 (ページ3)

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楓side

ラムネと師匠に会いに海外から帰ってきたのはいいものの、二人共居場所が分からなくて困っています。

楓です。

師匠はその内会えるとして、弟弟子の所に居候するつもりの俺は弟弟子を探していた。

『さ～て、俺の弟弟子は一体何処にいるのかな～？』

闇雲に探しても見つからないことは分かっているので
怪がいない所を探していた。

かれこれ３時間。

探し始めて結構時間が経った。

そして目の前にはどう見ても怪が入り込んでいない神社がある。

きっと弟弟子はここにいるのだろう。

『あっ確実にここだな。』

神社に入ってから怪が全くいなくなった。

『この神社の…横の建物か…？入ってみるか。』

『失礼しまーす。ラムネはいますかー?』

「先生なら買い出しに行っていますが…」

買い出しに行ってんのか～。というかやっぱここにいるんだな。

『あ～。先生に用があるのでここで待っていても良
いでしょうか？』

「大丈夫だと思います。」

『じゃあ待ってますね。あっ君の名前は？』

「黒森悠流です。貴方は？」

『俺は楓。え～とクロくんは先生の弟子とか？』

「あっはい。弟子です。」

『そっか～弟子か～』

あいつ弟子出来たんだな～。良かった良かった。

「クロ～ただいま～」

「おかえりなさい。お客さん来てますよ。」

「おっマジ？待たせてすみま…えっ？」

『おかえり、ラムネ…先生？』

「か、楓兄…帰ってきたの？」

『ああ、あっちでの怪病医の仕事辞めたから。
今日からお前の仕事を手伝うよ。』

「そ、そっか…あっ俺弟子できたんだよ！」

『お前の隣にいる子だろ？クロくんって呼ばせて
もらってる。良かったな。』

「あの…貴方はラムネ先生のお兄さんですか？」

ラムネの隣でずっと何か聞きたそうにしていたクロくんがやっと質問してくれた。

『兄として慕われてるけど兄ではないかな。
まあ、その内分かるよ。これからよろしくね。』

「はあ…よろしくお願いします。」

『って事でラムネ、俺ここに住むから。』

「はぁああ？！」

という訳で俺はラムネの相談役&助手としてラムネを手伝う事になったのでした。