【文スト】尾崎紅葉には息子がいました！ 男主 ２

５３話 ページ10

乱歩「ところが僕は未だ依頼を受けていないのだ。名探偵いないねぇ。困ったねぇ。」

乱歩はチラッと巡査に目を向け、ビシッと指を指し、問い始めた。

乱歩「君、名前は？」

巡査「え？」
　 「じ、自分は杉本巡査です。殺された山際女史の後輩＿＿＿＿であります。」

杉本巡査は乱歩に自己紹介をし敬礼をした。乱歩はそんな杉本巡査に対して肩にぽんっと手を置き指をさながらこう言い放った。

乱歩「よし杉本君、今から君が名探偵だ！６０秒でこの事件を解決しなさい！」バンッ

巡査「へぇッ！？」
　 「へっ、あ、えー！？いくら何でも６０秒は！？」

乱歩「はい、あと５０秒。」

そんな杉本巡査と乱歩のやり取りを見て敦は………

敦(普段の僕、きっとこんな感じなんだろうなあ……。)汗

巡査「そ………そうだ山際先輩は政治家の汚職疑惑それにマフィアの活動を追っていました！」

敦(マフィア………！)

巡査「そういえば！マフィアの報復の手口に似た殺し方があった筈です！もしかすると先輩は捜査で対立したマフィアに殺され＿＿」



太宰「違うよ」


巡査「え………？」


太宰「マフィアの報復の手口は身分証と同じだ。細部が身分を証明する。マフィアの手口は＿＿まず裏切り者に敷石を噛ませて後頭部を蹴りつけ顎を破壊＿＿激痛に悶える犠牲者にひっくり返して＿＿胸に3発。」

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