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あれから、俺は部屋着に着替え、何もすることもなく寝てしまった。
昨日の疲れからか、今日は起きるのがしんどかった。
「丈くーーん！！朝！！！」
バンッ！と勢いよく扉を開けて、大橋に毛布を無理矢理剥がされた。
「眠いって…」
「朝ごはん出来てるで！冷めない内に！」
大橋は俺の体をグラグラと揺らした。
想像以上の強さに、目が覚める。
「起きるからやめろや…！」
とりあえず起き上がり、食卓に向かう。
朝が苦手な俺にとっては、こんなに揺らされて起きるのは正直辛い。
「丈くん、朝苦手なんね。じゃあ優しく起こすわ」
何も言っていないのに大橋は俺の様子を察したのか眉を下げ言ってきた。
大橋は些細な事にすぐ気づいてくれる。なんでこんなに気づくのが早いんだろう。
木「丈一郎様。おはようございます。」
おしとやかに木崎が挨拶をした。
朝の俺には木崎ぐらいの大人しさがいい。
「おはよう」
木「今日はお目覚めが良いのですね」
「大橋に無理矢理起こされたんや」
「あらまぁ」と木崎はくすりと笑った。笑い事じゃないわと軽く木崎につっこんだ。
ニュースを見ようとテレビをかけると、偶然昨日の如月家で起きた事がニュースになっていた。
『如月当主が青酸カリの殺人未遂で逮捕なんて、現実を受け止められませんね』
『あの、さぞかし有名な如月家はこれからどうなるんでしょうね』
どうやら、世間には“如月当主が青酸カリで殺人未遂で逮捕”というのが広まったらしい。
木「もう如月家は終わりでしょうね」
木崎は深刻な表情でテレビを眺めていた。
「…あぁ
次のトップは…」
大橋が突然テレビの前に立ち、自慢げに言った。
「丈くんやな！」
「は？」
「丈くんはトップを目指してるんやろ？
ならないと！トップに！」
両手を腰にあて、自信満々に大橋は言った。
「なんで、お前が自信満々なん？」
「だって、丈くんが絶対トップとるって思ってるもん！」
目をキラキラさせ、俺に顔を近づけ言った。
あまりにも距離が近いため、身を引いた。
「とろうな！トップ！」
「…あぁ」
大橋の熱量に押され、俺は渋々頷いた。
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みー＆りー - 更新待ってます！ (2021年7月27日 21時) (
レス) id: a16eac8d1e (このIDを非表示/違反報告)
ひまり - 今２周目読み終わりました！先が気になりすぎます！！忙しいと思いますが更新楽しみにしています！！頑張ってください！応援してます！ (2021年6月30日 11時) (レス) id: c53fc1f622 (このIDを非表示/違反報告)
よる(プロフ) - さしみさん» この作品を読んでくださりありがとうございます！これから少しずつ更新していくので読んでいただけると嬉しいです！ (2020年9月27日 10時) (レス) id: be4e5c9e55 (このIDを非表示/違反報告)
さしみ(プロフ) - 久しぶりの更新ありがとうございます!お忙しいとは思いますがこれからも頑張ってください!楽しみにしています。 (2020年9月26日 21時) (レス) id: bf88c3a608 (このIDを非表示/違反報告)
よる(プロフ) - りんさん» コメントありがとうございます〜！精一杯頑張って更新します！！ (2020年3月1日 21時) (レス) id: be4e5c9e55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：よる | 作成日時：2020年2月20日 20時
