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丈side
ぼーっとしていたらいつの間にか屋敷に着いていた。
木崎が頭を下げ立っている。
「おかえりなさいませ、丈一郎様」
「…あぁ」
「お話は大橋様から聞きました。無事で良かった」
木崎は安堵していた。
どうやら、大橋は木崎に連絡を入れていたらしい。
木「大橋様、あなたのお陰で丈一郎様は命拾いしました。なんとお礼を言ったらいいか…」
「お礼なんて大丈夫ですよ！僕はそこまでたいしたことしてませんし！」
木「ですが…
じゃあお礼にプリンでもお作りします」
「え！？いいんですか！？」
大橋はキラキラと目を光らせていた。こいつはどこまでプリンに目がないのだろう。
「はい。いくらでもお作り致します」
「ありがとうございます！」
木崎はこいつを甘やかしすぎではないかと思ったが、俺はこいつに助けられたんだ。
だから俺は特に口出しをしなかった。
「じゃあ僕用事あるので！」
「今から？どこ行くん？」
大橋は、車に歩き出そうとしたが、俺は大橋の右腕を掴んだ。
こんな夜中にどこに行くつもりなんだろう。
「んー…僕を雇ってくれてる所！」
笑顔で言った大橋は、車に乗り込み、そそくさと行ってしまった。
「あいつ…自由すぎやろ…」
呆れる俺をなだめるように木崎は言った。
「まぁ、それが大橋様の良いところなんです」
「大橋の良いところ？」
「大橋様が自由だから、助かる場面だってあったでしょうから」
確かに、思えばあの緊迫感のある中、大橋がプリンを食べたいって言ったから、俺は毒の入ったプリンを食べなくて済んだ。
あいつが自由人だから、俺は助かったのか。
「…分からん」
ヘラヘラ笑ってるのに、呑気にしてるのに、ふと見せるあの普通の執事じゃない感。
あいつは一体何者なんだろう。
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みー＆りー - 更新待ってます！ (2021年7月27日 21時) (
レス) id: a16eac8d1e (このIDを非表示/違反報告)
ひまり - 今２周目読み終わりました！先が気になりすぎます！！忙しいと思いますが更新楽しみにしています！！頑張ってください！応援してます！ (2021年6月30日 11時) (レス) id: c53fc1f622 (このIDを非表示/違反報告)
よる(プロフ) - さしみさん» この作品を読んでくださりありがとうございます！これから少しずつ更新していくので読んでいただけると嬉しいです！ (2020年9月27日 10時) (レス) id: be4e5c9e55 (このIDを非表示/違反報告)
さしみ(プロフ) - 久しぶりの更新ありがとうございます!お忙しいとは思いますがこれからも頑張ってください!楽しみにしています。 (2020年9月26日 21時) (レス) id: bf88c3a608 (このIDを非表示/違反報告)
よる(プロフ) - りんさん» コメントありがとうございます〜！精一杯頑張って更新します！！ (2020年3月1日 21時) (レス) id: be4e5c9e55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：よる | 作成日時：2020年2月20日 20時
