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「あいつはちゃんとした執事ですよ」
俺は如月に反抗するように言った。
「そうですか、そうだといいですねぇ」
如月は怪しい笑みを浮かべている。
『当主が変わってから藤原家はあまり気迫が感じられませんな。だけどあの頃もひどかったな』
「そうですねぇ」
近くにいた奴がボソッと呟いた。
俺はそれを聞き逃さなかった。
「俺を悪く言うのは好きにしてください。だけど両親を悪く言うのは許さない。」
奴に鋭い視線を向けた。そいつは何事もなかったかのように料理に手をつけた。
「まぁ、落ち着きなさいな」
如月が俺の様子を見て止めに入った。俺以外皆如月側についているのが分かった。
ふと後ろを見ると大橋が一歩踏み出していた。
俺は”来んな“と口を動かした。
きっと大橋はこの状況に口を出すだろう。だがこれが普通だ。これぐらい耐えないと当主は背負えない。
大橋は躊躇いながら、踏み出した足を元に戻した。
「そろそろデザートが来ますねぇ」
メイド達がプリンを次々と運んできた。
大橋が好きそうなプリンだった。
「美味しそうですねぇ」
運ばれて来たプリンを、周りの人達は美味しそうに口に運んでいる。
「さぁ、藤原様もどうぞ召し上がってください」
如月に言われスプーンを取り、プリンにスプーンを入れた。
そして口に入れようしたその時、
「待って！」
すぐ近くから大橋の声がした。振り向くと遠くにいたはずの大橋が真後ろにいた。
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みー＆りー - 更新待ってます！ (2021年7月27日 21時) (
レス) id: a16eac8d1e (このIDを非表示/違反報告)
ひまり - 今２周目読み終わりました！先が気になりすぎます！！忙しいと思いますが更新楽しみにしています！！頑張ってください！応援してます！ (2021年6月30日 11時) (レス) id: c53fc1f622 (このIDを非表示/違反報告)
よる(プロフ) - さしみさん» この作品を読んでくださりありがとうございます！これから少しずつ更新していくので読んでいただけると嬉しいです！ (2020年9月27日 10時) (レス) id: be4e5c9e55 (このIDを非表示/違反報告)
さしみ(プロフ) - 久しぶりの更新ありがとうございます!お忙しいとは思いますがこれからも頑張ってください!楽しみにしています。 (2020年9月26日 21時) (レス) id: bf88c3a608 (このIDを非表示/違反報告)
よる(プロフ) - りんさん» コメントありがとうございます〜！精一杯頑張って更新します！！ (2020年3月1日 21時) (レス) id: be4e5c9e55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：よる | 作成日時：2020年2月20日 20時
