Three ページ5
朝です。
マネージャーをやっていく上で好かれてるのに超したことはないと思うんで、7時からって言われたけど30分早く来た。
みんなが来るまでに多少仕事終わらしてたら感心してくれるんやないかなぁと思って。
…って思ったけど！！！私マネージャーの仕事全く知らんかった！！！！アカンやん！！！！
コートはもう用意されてあるし、スポドリの作り方なんて知らんし、タオルは干されてあるし……あ、とりあえずタオル畳んどこ。
「早いなぁ、おはようさん」
「あ、白石さん、おはようございます」
「まだ部活始まるまで20分もあるのに…あ、畳んでくれてるん？」
「あ、はい。畳んでいけました？」
「むしろ有り難いわ！ありがとうな〜」
朝から白石さんの笑顔破壊力凄い。
顔がいいってずるいわ…。
「分からんことばっかやろ？気になることとかあったら気軽に聞いてな」
「ありがとうございます」
「俺じゃなくてもみんなええ奴やから教えてくれるやろし。財前とか同じクラスやし聞きやすいんちゃう？」
「あ〜…、財前くんとあんまり話したことないんですよね…」
どちらかと言うと財前くん話しかけづらい方かもしれへん。
同じクラスやけど財前くんが女の子と喋ってるとこあんま見たことないし。
聞くなら小春さんか石田さんやな。
…あ、でも小春さんと喋ってたら一氏さん来そうで怖いな。
「そうなん？まぁ財前そんな喋る方ちゃうもんなぁ」
「そうですね、クールですし」
「せやなぁ。あ、折角やしこの時間に仕事教えてええ？」
「あ、はいお願いします」
続く
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作者名：アオ | 作成日時：2018年6月12日 10時
