4月27日 宇佐美栞 Birthday ページ1
夢主side
今日は栞先輩の誕生日である。玉狛でみんなと誕生日パーティーをしていた。修くん達は部屋の飾り付け。小南先輩と烏丸くんは買い物。レイジさんは料理で、私はお菓子を準備していた。ちなみに迅さんは仕事で、栞ちゃんは出かけている。
「…よし、上手く焼けてる。栞先輩喜んでくれるかな…?」
「あいつはなんでも喜んでくれるさ」
「そうですよね!楽しみだなあ!」
お互いに作り始めてから1時間近くたっているが、結構な量を作った気がする。
「ただいまー、途中で迅拾ってきたわよー」
「ただいま、実力派エリート参上。なにかすることとかある?」
「迅さんは俺たちと一緒に、修達の手伝いですよ」
着々と準備が進んでいくなか、私の携帯にメッセージが入った。
『今から行くねー!』
栞先輩からのメッセージだった。
「栞先輩が今から来ますって!」
と声をかけると、飾り付け組がラストスパートだ!と声を上げた。
「私達も、そろそろ完成にしましょう」
「そうだな」
準備を終えて、栞先輩が来るまで各位置にスタンバイをして待った。栞先輩が入ってきたら、全員でクラッカーを鳴らすという計画だ。
数分後、がちゃんとドアが開く音がした。ドキドキする胸を抑えて、栞先輩が部屋に入ってくるのを待った。
「…こんにちわー!」
パァン!パァン!
栞先輩と雷神丸を除いた全員のクラッカーの音が響いた。
「わわっ!?」
驚いた様子の栞先輩。迅さんと小南先輩と遊真くんはしてやったりと言う顔をしていた。
「ハッピーバースデー、栞先輩!」
「わー!すごいすごい!これ全部みんながやったの?」
「ほめてもいいんだぞ」
「ほんとにすごい!陽太郎もやったの?ありがとう!」
栞先輩は終始大興奮のようだった。
「よし!ご飯食べよう!!」
キラキラした目でレイジさんが作ったご飯を見る。
「バースデーケーキは私が作りました!」
「ほんとに!?すごく美味しそうだよ!ありがとう!今年の誕生日もすごく幸せ!」
今年一の素敵な笑顔を見せて喜んでくれた栞先輩にみんなが笑顔ナになるのだった。
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作者名:ミケ猫 | 作成日時:2021年5月2日 22時