〻🐈⬛ ページ9
「Aヒョン！！もう100万回再生されてるよ！？」
賑わう控え室よりも負けない声量でAヒョンに近付くミンギュに俺は口元に人差し指を立てる。
「ヒョン寝てるから」
「え、マジ？ごめんねAヒョン…」
俺の太腿を枕代わりに仮眠しているAヒョンの頭を優しく撫でる。ミンギュは自分の大きな身体を屈ませ、ヒョンの目線に合わせると小さな声で謝罪した。
「ヒョンぐっすりだね」
「あぁ、この間の撮影でAヒョンが一番大変だったからな」
先ほどまで船を漕いでいたヒョンの頭を自分の太腿まで誘導するとすぐに深い眠りについた。よっぽど疲れていたんだろう。目の下にできた隈がヒョンの多忙さを物語る。
「はは、かわいい寝顔。アギみたい」
ミンギュは自らの携帯を取り出すとAヒョンの寝顔を撮り始める。その様子を見ていた他のメンバーも加わって撮影会が始まる。
「ヒョンの寝顔って一番幼く見える」
バーノンの呟きに俺は内心頷く。しっかり者で完璧主義な長男だが寝顔は誰よりも幼い。Aヒョンの長い睫毛が少しだけ震えた。
「ヒョン、そろそろ起きた方がいいかも」
「…ん…あぁ…うぉぬごめんなぁ…」
ぐっすり寝ていたAヒョンを起こすことは心苦しかったが俺たちの出番が迫ってきていた。寝起きの舌足らずな口調のヒョンと徐々に視線が絡み合う。
「ありがとう。おかげでゆっくり休めた」
「そう？なら良かった。無理だけはしないで」
ウォヌに言われたら無理出来ないね、とAヒョンは眉を下げて笑った。
ヒョンはヒョンではない。きっとこの秘密は
「ヒョン起きた？おはよう！これ見て、100万回再生されてるよ！」
「すごいね、たくさんコメントもあって嬉しいな」
彼女はメンバー内で一番寝起きが良い。ミンギュからの雪崩れ込むような会話に寝起きながらにも爽やかに返している。
「これなんて書いてあるの？」
「ん、どれ？…"A、僕と結婚してください"」
Aヒョンの発言に聞き耳を立てていたメンバーが動きを止める。まったく、分かりやすい奴らばかりだ。
「ダメだよヒョン！結婚なんて！」
「そうだよ、だってヒョンは俺と結婚するんだから」
スングァンの言い分はまだ分かるとしてジョンハニヒョンは相変わらずAヒョンのことになると面倒臭い。
そんな賑やかなメンバーに優しい眼差しを送る彼女をこれからも支えてあげたい。
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矢崎(プロフ) - さくさくさん» そうなんです…🐶ペンなのでシニュ君気になっていたんです…！（わんこ属性好きになりがち）でもジフン君書くときにたくさん動画を見ていたらジフン君の魅力にも沼りそうです🫠そのときは随時報告しますね（笑） (2月25日 23時) (
レス) id: 4e6327207d (このIDを非表示/違反報告)
矢崎(プロフ) - さくさくさん» この度はリクエストありがとうございました ❤︎ まだまだTWSの特徴が把握できず、ほぼ私の妄想です（土下座）さくさく様の推しであるジフンくんをメインで書かせていただきました！みんな内向的な所が可愛いですよね😌（笑） (2月25日 23時) (レス) id: 4e6327207d (このIDを非表示/違反報告)
さくさく - スキズがスンミン寄りとのことだったので、勝手に私の中ではTWSの推しはシニュ君かな？と思っているのですが、推しメン是非教えてください😊今回は本当にありがとうございました〜！！ (2月25日 21時) (レス) id: 8125d01b3c (このIDを非表示/違反報告)
さくさく - 矢崎様…!!改めてリクエストお答えしていただいてありがとうございます😌2度目のリクエストにもかかわらず引き受けて下さって...しかも私の推しのジフン君で書いてくださって本当にうれしいです!! (2月25日 21時) (レス) @page44 id: 8125d01b3c (このIDを非表示/違反報告)
矢崎(プロフ) - わんわんさん» わんわん様、ご愛読・コメントありがとうございます！！その展開はまだ先になると思いますが、徐々に書いていく予定です😌 それまでどうかお待ちください（土下座）今後の展開も是非お楽しみください〜！！！ (2月24日 23時) (レス) id: 2395726f09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：矢崎 | 作成日時：2024年1月12日 20時
