camarade (ページ7)

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優『あの！』

ジャニーさんと私が言い合いをしていると間に入ってくる優斗。

優斗の方を見ると凄く真剣な顔をしていて。

優『俺達からも是非AにHiHi Jetsに入って欲しいと思う。お願いします！』

頭を下げる優斗に続いて頭を下げる4人。

「ちょ、頭をあげてください！皆は私の加入話知ってるんですか？」

猪『あー、Aさんが初めて聞いた時は勿論知りませんよ。でもその後ジャニーさんから話聞いて俺達で話し合った結果是非入って欲しいって』

「…そういう情けとかだったら辞めといた方がいいですよ」

井『情けじゃねえし。そういうの嫌いなの知ってるでしょ？俺らは話し合った結果Aと一緒に活動していきたいって思ったの』

「…ありがとう。でもさわたし女なんだよ？女の私が加入することでリスクは凄いしきっと5人だって指を刺されることが増える。私は普通では無いの」

作『Aさんが女性ってそんなん分かってますよ』

今まで黙って聞いていた作間くんがここで声をあげた。

この時が作間くんとちゃんと話したのは初めてだっただろう。

作『勿論そんなの分かってて、一緒に活動したいって言ってるんですよ。そう思うことってダメなんですか？何かあったら俺らにメンバーとして守らせて欲しいってダメなんですか？』

「それは…」

橋『Aの夢ってスーパーアイドルになることなんでしょ？』

「…うん」

橋『それ俺らと一緒に叶えようよ』

井『まだアイドルやりたいんでしょ？』

「そんなの、当たり前だよ！死ぬまでアイドルやりたいよ…」

優『じゃあ一緒にHiHi Jetsとしてアイドルでいよう、ね？』

私のことを見てくる5人。

頑固な私が初めて負けた、いや気持ちを変えられた瞬間だと思う。

「ぜひ、私をHiHi Jetsとしてアイドルさせてください！」

涙を流しながら頭を下げた瞬間は今でも忘れられない。

あの日から極秘にはじまったローラースケートの練習。

東京ではガリさんに教えてもらい大阪でも先生や自主練などを沢山した。

メンバーとは距離も縮まり呼び方も変わったしタメ語で話すようになった。

そんな時他の人よりも早めに知った康ちゃんのSnowMan加入と龍太くんの関西Jrの卒業。

3人で本番帰りに焼肉屋に行った。

室『加入おめでとうな』

「龍太くんも卒業おめでとうございます」

向『こうやって3人で集まること減るんかなー！』

「え、龍太くんがおごってくれるやろ」

室『いや俺離れしろや！』