camarade (ページ5)

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出会いそして別れページ5

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何年前だろうか。

ジャニーズWESTさんがデビューしたのは。

当時なにわ皇子に所属していた私はWESTさんのデビューが嬉しかったけど寂しかったし不安だった。

次関西Jrを引っ張っていくのは私たちだって分かっていたからの不安だ。

なにきん皆でデビュー出来るように頑張ろうと誓ったけれど増えていく紫耀と廉の関東での仕事。

2人がMr.KINGとして頑張ってる頃にはなにわ皇子は事実上の解散状態だった。

人気だった2人もいなくなったり、事務所を退所した仲間がいたりと当時は色々あり焼け野原状態と言われていたし認めざる得なかった。

でも大ちゃんや康ちゃんや流星、龍太くんに文一くんなどとまた関西Jrを盛り上げよう！って頑張った。

なにきん時代から一緒にいることが多かった大ちゃんや康ちゃんや流星は苦楽を共に乗り越えてきたし色んなことを話してきたと思う。

そん中関西Jrの勢いがついてきた時に決まった大阪城ホールでのコンサート。

また関西Jrでやれるのが本当に嬉しくてみんなでハイタッチをしたのをおぼえてる。

そこからは例年通り松竹座でのコンサートや舞台などもやった。

そして決まった梅芸での秋のコンサート。

でもこんなに嬉しいことばかり続くはずが無くて。

私は人生で最大の壁に当たることになる。

「え、なにわ男子…？」

雑誌の早売りの写真には、なにわ男子の文字と7人のメンバー。

そこには一緒に横にやってきた仲間や後輩までもがいた。

私もこれは知らなくてファンの方と同じタイミングで知った。

頭の理解が追いつかなくて涙も出やしない時に鳴った電話。

「もしもし…」

康『A。…見たやんな？』

「うん。見た。何でやろうな〜。私だって頑張ったのに…」

康『…な。人生こうやって上手くはいかへんもんやねんな』

そのときの電話は正直何を話しのかも覚えてない。

ただ涙が止まらなかったことだけは覚えてる。

ある決心もつき梅芸でのリハーサル。

少し気まづそうな雰囲気が私たちの中には流れた。

「仲間なのは変わらないからいつも通り接してや！」

今思えば少し空元気が混ざってた気もしなくはないが選ばれたメンバーともまた巫山戯あったりして話せるようになった。

梅芸本番も始まり間の休演日で1人東京に向かった。

向かった先はジャニーさんの元で。

こっちを見るジャニーさんの前で深呼吸をする。

「私ジャニーズ、いや芸能人生に終止符を打とうとおもいます。」