場地と幼馴染の姉ちゃん (ページ6)

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突然家に来られ、早3時間。
千冬は圭ちゃんの小さい頃の写真をみて満足した様子で帰っていった。

問題は…。
勝手にポテチを開けて、寝転んでる幼馴染。
もう日付変わるんだけど。

「…ねえ。いつまでいるのかな？」
「いつまでもいちゃいけねぇの？」

気だるそうに私を見る。まるで家の主が圭介のようだ。

「どうせ明日も予定ないだろ」
「それがあるんですー。」

暇人だと思ってるのか知らないけど、失礼すぎる。片眉を上げて私を見る。

「…へぇ…奇遇だな。俺も暇だから、付き合ってやるよ。」
「……ソレハ遠慮シマス…」

明日はマイキーとエマちゃんとパンケーキを食べに行く予定なのだ。パンケーキを美味しそうに頬張る2人とか…絶対可愛い。そんな癒し空間が破壊される。

「…もう！いい加減帰って…！」

なーなーどこ行くんだぁ？とニヤニヤする幼馴染を部屋の出口まで全力で押すがびくともしない。この馬鹿力…！

「どうせ明日来れば分かるんだろ？鍵もあるからなぁ。な、A。」

俺に隠し事なんて100年早いんだよ。と笑う圭ちゃんに戦慄する。
圭介にとって私は下僕か家政婦かそんなところだろう。

私の癒し空間が…と打ちひしがれてる私をよそに、鼻歌を口ずさんで圭ちゃんは帰っていった。