極道五 ページ7
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『流石、広いですね…。人も多い。』
会場内を見渡せばヒーローを目指すであろう多くの若者たちがゾロゾロと現れて席に座っていく。自分もそれに少し流されながら席に座った。
この席は中央の席らしく、舞台がよく見え満足な場所だ。
司会進行役はプレゼント・マイク。数々のラジオを掛け持っている。何度か聴いたことがあったが引き込まれるような口の立ち回りは個性故か、それともその人の人柄ゆえか…ともあれ素晴らしいヒーローには変わりない。
「こいつぁシヴィー！！！受験生のリスナー！実技試験の概要をサクッとプレゼンするぜ！！アーユーレディー！？YEAHH！！！」
静まり返る会場内は寒い空気が流れる。けれどこの粛然の中ブツブツ呟く声が聞こえる。そこまで気にはならないが…興奮しているようで、なんだか微笑ましい。理解できる…私も好きだもの。
しんみりと思えば如何にも委員長を務めていそうな男が手を挙げ質問をしている。どうやら雄英が敵をプリントに載せていることに疑問を抱いたようだ。
「ついでにそこの縮毛の君、先程からボソボソと…気が散る！！物見遊山のつもりなら即刻
「すみません…」
『すみません、眼鏡の貴方に一ついいでしょうか…その物言いはあんまりちゃいます？この坊ちゃんが興奮する気持ち、私にはよーく理解できますよ。だってあのプレゼント・マイクさんが生で観られるんやもの、そら感激ですわ。そんな蔑む言い方、こっちが不快ですわ。』
ね？っと笑みを浮かべて言葉をつらつらと並べ立てる。あくまで笑顔で挑発的にではなく、被害者のように立ち回ればこの場は彼女の勝ちである。
極道の大人の世界で生きてきた彼女は口が立つ。立つどころか頭の回転が速いのか、適した言葉を述べれる。そして表情も、全て教育の賜物だろう。
「そうか…それはすまなかった！他の皆も不快に思われたなら謝ろう、すまなかった！」
意外にも彼は素直なようで直ぐに腰を折って頭を下げた。それにパチクリと瞬きすれば彼女も座ったまま頭を下げ謝る。
『いえ、こちらこそすみませんでした。お騒がせ致しました。プレゼント・マイクさん申し訳ございません、貴重なお時間を…』
「いいんだぜェ！！おじょーちゃん！！イヤァーえれー別嬪だな！中々こんな美人に会えねぇからなぁ！目の保養しとけよ！てめぇーら！」
『ふふ、お冗談がお好きですねぇ』
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亜純(プロフ) - 最高です！続きがとても気になります！更新頑張ってください!! (2018年9月12日 21時) (
レス) id: 430739def7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - いつも楽しんで読ませてもらってます！！更新頑張ってください (2018年9月8日 9時) (レス) id: a5de77afb3 (このIDを非表示/違反報告)
ミルクの死骸(プロフ) - アヤさん» ウェンディー…可愛いですよね。ロリっ子で（（（殴。本当に好きなのはルーシィーなんですけどね（）懐かしいですよね笑笑久々に漫画を読み返したくなります笑笑 (2018年8月17日 20時) (レス) id: 5a6969804a (このIDを非表示/違反報告)
ミルクの死骸(プロフ) - しあ。さん» その通りです！夢主ちゃんの個性はフェアリーテイルを参考にモデルとして使ってます！！丸パクリだとなんかアレかな…って思ったので作者なりに変化をつけてるつもりです（（ (2018年8月17日 20時) (レス) id: 5a6969804a (このIDを非表示/違反報告)
アヤ(プロフ) - 作者さんもしやウェンディー好きなんですか？フェアリーテイルから引用かなー、とつい。懐かしいです。 (2018年8月17日 20時) (レス) id: 16b8101627 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミルクの死骸 x他1人 | 作成日時：2018年8月7日 10時
