極道二十七 ページ30
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踏み出す脚が軽い。何故だろう心が心地よく弾むのだ。
己がヒーロへの道を歩もうとしてること、己が有精卵である、それらは時を追うごとに私の身を酷く興奮させた。
帯が背筋を伸ばして、歩ませる。
深い紺色をはためかせる、彼岸花の赤が美しい。着崩れされるそれに、独特の色気があった。
はだけている胸元、それを隠す
黒の帯に金の帯結びが煌びやかだ。
「始めようか有精卵共！！戦闘訓練のお時間だ！！！」
オールマイトのその言葉が彼等を奮い立たせる善き材料として身体中に熱い脈を伝い流れるのだ。己がヒーローだということを…。
「A…なんか色々ヤバくねぇか？それ」
『要望を正確に書くべきでした…。着物がいいとしか書きませんでしたので』
「…裾が短えな。後、なんか上もやばい。」
『お恥ずかしい…お見苦しいものをお見せしてすみません。』
いや、見苦しいよりも…その際の言葉は口にしない。それは峰田が雄丸出しの声で彼女に話しかけたからだ。
「何だそれ、龍宝クソエ ロい！！ヒーロー科最高！」
『…まぁ。本能に忠実だこと』
苦い顔であるのに、笑顔を咲かせる彼女は一輪の花のようで…束ねられた髪がゆらりと揺れる仕草も手の動きも魅力的。
ふふっ、と小さく声を漏らして彼にとって挨拶をする。
峰田はまさか挨拶されるとは思っておらずタジタジと落ち着きのない様子を見せるだけだった。
「君らにはこれから【
基礎も無しに行われる屋内戦。その基礎を知り得るためにも教科書や一般論から知り得たものではなく実際に近い形が己を強化する。それを彼等は理解すべきだろう。
ロボ相手では対人戦の時に個性をコントロールすること、自分自身の100%を引き出すことはできないのだ。今回はそれらを知るためにもある。
オールマイトが準備をした突飛な授業内容は彼等を刺激するだろう。
それは彼女も、龍宝Aも他と変わりない。
『よしなに』
Aは飛び切りの笑みでそう答えた。
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亜純(プロフ) - 最高です！続きがとても気になります！更新頑張ってください!! (2018年9月12日 21時) (
レス) id: 430739def7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - いつも楽しんで読ませてもらってます！！更新頑張ってください (2018年9月8日 9時) (レス) id: a5de77afb3 (このIDを非表示/違反報告)
ミルクの死骸(プロフ) - アヤさん» ウェンディー…可愛いですよね。ロリっ子で（（（殴。本当に好きなのはルーシィーなんですけどね（）懐かしいですよね笑笑久々に漫画を読み返したくなります笑笑 (2018年8月17日 20時) (レス) id: 5a6969804a (このIDを非表示/違反報告)
ミルクの死骸(プロフ) - しあ。さん» その通りです！夢主ちゃんの個性はフェアリーテイルを参考にモデルとして使ってます！！丸パクリだとなんかアレかな…って思ったので作者なりに変化をつけてるつもりです（（ (2018年8月17日 20時) (レス) id: 5a6969804a (このIDを非表示/違反報告)
アヤ(プロフ) - 作者さんもしやウェンディー好きなんですか？フェアリーテイルから引用かなー、とつい。懐かしいです。 (2018年8月17日 20時) (レス) id: 16b8101627 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミルクの死骸 x他1人 | 作成日時：2018年8月7日 10時
