女軍人さん１４ ページ16
��閣下��というワードに男は身体を強張らせ表情を曇らせ脂汗をかく。
いつだったか、ある噂が流れたことがある。
アーレンス・Aと我らのボスである閣下は親しい人間関係にあり、愛人関係にあるのでは…というものだ。
すっかり忘れ去られた噂話。
シュトロハイムとAが恋人同士になりその噂は嘘だと、立証されていたが
彼女の不敵な瞳と自信は何処から来るのだろうか。
(まさか、まさかまさかまさか！！！)
もしも、仮に愛人関係にあるとして
ボスである閣下の女に手を出したことが、閣下の耳に入れば確実に射撃は免れない。きっと、この事も耳に入れば軍に居場所を無くすのは彼女でない…
「私の居場所が…！！」
『えぇ、無くなるでしょうね？』
ドッ
汗が噴き出る。
(やばい、ヤバイヤバイやばいやばいやばい！！！！私は、殺される！！！消される、閣下に……！！！)
彼は一気に芽生えた身体をAの上から退かし、擦り付けるように頭を床に付けたのだ。
「す、すまんかった！！この事は、どうか閣下には…っ！！」
『お、おやめください。そんな、こと…今回はただ理性の糸が切れただけです。ですから、どうか頭をお上げください……。』
「あぁ、キミは……！！こんな私を許してくれるのか！！！女神のようだ！！！」
へいこらと尻尾を振るような眼鏡の上官。彼女は精一杯の慈悲溢れた表情だ。男はその慈悲深さに感激し惚れ惚れと頬を赤く染め上げる。
きっと男は彼女が許してくれると思っているのだろう。
(あぁ、本当はお前の顔面に殴打しブチ殺してやりたいよ。だがお前は私の上官だ。部下は上の者を敬うべきだと私は心から思っている…だから)
『今回の貴殿の素晴らしい行動をキチンと我等が閣下に報告させて頂きますね。それでは、失礼致します。』
「なっ、何ィィィィ！！！！」
男の悲鳴など見向きもしない。弱者など捨て置けと言わんばかりに冷めた表情で立ち上がりスタスタと扉を開けて出て行く。
振り向かずにそこにいた上官は泡を吹き白目を剥いて気絶していたのだった。
(以前、私と閣下が愛人関係にあるという馬鹿げた噂話が役に立ったな。
そもそも私と閣下は親しい人間関係であるのは確かだが愛人関係では無いのだが…。まぁ、そんな事はいい。さっさと通達してしまおう。)
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リルカ(プロフ) - ありがとうございます！心に染みました･･･。今回は肩甲骨と肋骨2本の骨折で済んだのでたぶん大丈夫です。肺にキズいったのが苦しいですが早く治します！(更新ありがとうございます！これからもよろしくお願いいたします！) (2018年1月8日 22時) (
レス) id: 2a1fc58100 (このIDを非表示/違反報告)
ミルクの死骸(プロフ) - リルカさん» 夢主ちゃんは日々の努力を積み重ねて最強と言われるようになりました…。でもこれはあくまで物語の中なのでリルカ様は無理をなさらず休養を取ってくださいね！お怪我を早く治してください！ (2018年1月8日 22時) (レス) id: 5a6969804a (このIDを非表示/違反報告)
リルカ(プロフ) - 返信ありがとうございます！長刀と長槍の実戦試験はクリアしましたが、乗馬槍の試験で相手を倒した時にはずみで落馬して現在病院です(笑)周りは皆男なのでいつか夢主のように最強よ呼ばれるように頑張ります･･･。 (2018年1月7日 16時) (レス) id: 329c9acc1f (このIDを非表示/違反報告)
ミルクの死骸(プロフ) - リルカさん» おめでとうございます！おぉ、とても大忙しいんですね…！読み返して下さるなんてありがとうございます！更新…遅いですが読者の方々の為に頑張っていきますね！笑 (2018年1月6日 23時) (レス) id: 5a6969804a (このIDを非表示/違反報告)
リルカ(プロフ) - 返信ありがとうございます！無事短剣と短槍の試験を突破しました！明日は長刀と長槍、乗馬槍の試験があるので小説を読み返したいと思います･･･。更新よろしくお願いいたします！ (2018年1月6日 20時) (レス) id: 329c9acc1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミルクの死骸 | 作成日時：2017年11月29日 21時
