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『おばさん相変わらず優しいよね〜、あと美人』
WN「そう？…て言うかなんで俺の服着てんの」
『だってこれが用意してあったもん』
……母さんだな。
大方また盛大な勘違いでもしてるんだろう。
躊躇いも無く俺の部屋に入って来た挙句に漫画を数冊持ち出してベットに寝転がるA。
『いいなぁ、この漫画私も欲しいけど金欠なんだよね』
WN「バイトは？」
『辞めた。ハニとの時間が減るの嫌だなって』
WN「…ふーん」
アイツのためにバイト辞めた。
それだけなのに何でだろう、こんなに腹が立つのは。
WN「そんなに好きなの、アイツのこと」
『好きだよ』
ドクッ
時が止まったような感覚。
漫画から顔を上げて俺を見るAの瞳は見たことないくらい澄んでいた。
少し上がってる口角とアーモンド型の瞳は昔から変わらないようで明らかに違う。
WN「…へー」
とりとめのない返事しか出来ない自分が情けない。
そんな俺を気にしてないのか、また漫画に視線を戻して鼻歌を歌うAは質が悪い。
WN「いいの、俺の家来てることバレても」
『とりあえずカトクはしたから大丈夫。でも前ハニがウォヌに妬いてたんだよね。私とウォヌだし何も起きるわけないのにね』
あぁ、そっか
そういう事なのか
俺は恋愛に興味が無いんじゃなくて
Aにしか興味無かったんだ
WN「…何か起こるかもよ」
『何言っ………いや、近くないか？ウォヌさんよ』
昔、皆が俺を避けてる中で周りに目もくれず俺に手を差し伸べてくれた姿。
いつだって隣にいてくれたら優しさ。
強くてカッコよくて憧れだけかと思ってた。
だからお前と居ると心臓がうるさい気がしてたのも全部無視してた。
お前の瞳がアイツしか見てないことにイラついて
でもどうする事も出来なくて
お前にこれっぽっちも男として見られてない事実が悔しくて仕方ない。
俺の方が先にAに出会った。
俺の方がAのこと知ってる。
誰よりも
絶対
あぁ、腹が立つ。
自分の気持ちにも鈍感な自分に。
ベッドから起き上がって退こうとするAの手首を取っる。何かを察したのか『落ち着こう』と連呼するA。
ごめんな、もう遅い。
白い頬をそっと撫でて抵抗する手首により一層の力を込める。
泣きそうなAなんて知らない。
もうどうでもいい。
嫌ってもいいよ
そんな想いを込めて、無理矢理唇を押し当てた。
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すい(プロフ) - ワバー手練でさん» お返事遅くなってしまいましたごめんなさい！そう言っていただけて嬉しいです(泣)ありがとうございます(；；) (2022年10月11日 14時) (
レス) id: 153a5cc26b (このIDを非表示/違反報告)
ワバー手練で(プロフ) - 読み入っちゃって一気に読んじゃいました＞ ̫＜ 本当に面白いですㅠ-ㅠ (2022年8月19日 22時) (レス) @page39 id: 39c16bc362 (このIDを非表示/違反報告)
すい(プロフ) - apricot384さん» お待たせ致しました(泣)待っていてくださりありがとうございます！またよろしくお願いします！(^^) (2022年5月20日 18時) (レス) @page30 id: 52a215b46f (このIDを非表示/違反報告)
apricot384(プロフ) - 再開ありがとうございます！おかえりなさい꙳★*ﾟ楽しんで読ましていただきます。無理せずでいいので更新よろしくお願いします！ (2022年5月10日 22時) (レス) id: 5c0405314d (このIDを非表示/違反報告)
すい(プロフ) - apricot384さん» コメントありがとうございます！そんなに楽しみにしてくださってありがとうございます(^^)♡励みになります！頑張ります！ (2022年2月26日 0時) (レス) id: 52a215b46f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すい
| 作者ホームページ：http://twitter.com/sui_no_heya
作成日時：2021年9月10日 22時
