羨望(side Seungcheol) ページ46
ジスの元気がない。
心做しかハニも。
と言うかギクシャクしてる？この2人は滅多に喧嘩しないし、したとしてもこんなギクシャクする事なんてあまり無い。
SC「何かあった？ハニと」
JS「ううん、何も無いよ」
コイツは自分のことポーカーフェイスか何かだと思ってるらしいが、めちゃくちゃ顔に出てる。
何かありましたってめちゃくちゃ顔に書いてある。
SC「お前らがギクシャクしてると色々やりにくいんだよ。何だよ、喧嘩？」
JS「本当に何も無いんだよ。何も無いからどうすればいいのかも分かんない」
ため息を吐くジスの横顔は酷く疲れていて、いつもより背中も小さく感じた。
喧嘩じゃないし何も無いのにギクシャクするって…逆に何があったんだよ。
JS「ねぇスンチョル。僕とハニって似てると思う？」
SC「似てないだろ」
JS「だよね。似てるわけないよね」
SC「でもまぁ、抱え込むところとかは似てるかも。お前らどっちも秘密主義じゃん」
いつだってそう。
お互いがお互いに「1人で抱え込むなよ」なんて言うくせに、どっちも1人で抱え込む。傍から見たらコントか何かなのかと疑うくらい。
JS「秘密主義なんかじゃないけど」
SC「秘密主義な癖に1人で抱え込みきれなくなるだろ？苦しくなるまで何も言わない。……まぁハニはAちゃんと出会ってから少しずつ弱音吐けるようになったけど」
絶対に周りに弱音を吐かなかったハニがAちゃんと出会ってからは、些細な不安もAちゃんに相談してるらしい。
少し寂しいけど良い傾向だと思う。
勿論俺がその役割になってあげたかったとは思うけど。
SC「だからだろ？」
JS「え？」
SC「だからお前ハニが羨ましいんだろ？真正面から受け止めてくれるAちゃんって存在がいるハニが羨ましいんだろ？」
じっとジスの瞳を見つめると、崩れていくポーカーフェイス。
揺れる瞳に映る自分は怖い顔をしていた。
それでもここで怯んだらまたジスが逃げる気がした。
JS「何それ、僕がAちゃんのこと好きって言いたいの？」
SC「違う。お前が求めてるのはAちゃんみたいな存在。あと、お前拗ねてるだろ。ハニをあっさり変えたAちゃんに嫉妬してるだろ」
そう言った途端、タダでさえ大きな目をさらに大きくして飲んでいたペットボトルを床に落としたジスは言っちゃ悪いがかなり滑稽だった。
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すい(プロフ) - ワバー手練でさん» お返事遅くなってしまいましたごめんなさい！そう言っていただけて嬉しいです(泣)ありがとうございます(；；) (2022年10月11日 14時) (
レス) id: 153a5cc26b (このIDを非表示/違反報告)
ワバー手練で(プロフ) - 読み入っちゃって一気に読んじゃいました＞ ̫＜ 本当に面白いですㅠ-ㅠ (2022年8月19日 22時) (レス) @page39 id: 39c16bc362 (このIDを非表示/違反報告)
すい(プロフ) - apricot384さん» お待たせ致しました(泣)待っていてくださりありがとうございます！またよろしくお願いします！(^^) (2022年5月20日 18時) (レス) @page30 id: 52a215b46f (このIDを非表示/違反報告)
apricot384(プロフ) - 再開ありがとうございます！おかえりなさい꙳★*ﾟ楽しんで読ましていただきます。無理せずでいいので更新よろしくお願いします！ (2022年5月10日 22時) (レス) id: 5c0405314d (このIDを非表示/違反報告)
すい(プロフ) - apricot384さん» コメントありがとうございます！そんなに楽しみにしてくださってありがとうございます(^^)♡励みになります！頑張ります！ (2022年2月26日 0時) (レス) id: 52a215b46f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すい
| 作者ホームページ：http://twitter.com/sui_no_heya
作成日時：2021年9月10日 22時
