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JH「もうやめて。離れたくなくなるから、これ以上はお願い…」
『離れないで！私から離れないで！！』
私の叫びはハニの心に届いてるだろうか。
分からない、分からないならやっぱり叫ぶしか方法はない。
JH「俺はAには幸せになって欲し…」
『だから！！！！』
めいっぱい体を後ろに反らせて、その勢いのまま思いっきり前に倒す。
ゴッと鈍い音を立てて私の額とハニの額が激しくぶつかり合う。
ジワジワと広がる痛みは、まだここにハニが居ると言ってくれてるようだった。
JH「いっ…」
『私の幸せをハニが勝手に決めるな！！』
目を見開いて驚くハニ
追い打ちをかけるように私は精一杯涙が零れないように睨みを効かせてハニに想いをぶつける。
『私の幸せはハニだからっ…ハニが居なきゃ嫌だ。ハニじゃない人と幸せになんかなれないから！！分かった！？！？』
ポカンとしていた綺麗な顔は、数秒後目尻が下がりふわりと笑った。
JH「………ふっ…やっぱAには叶わない」
頭突き強すぎたかな…？
泣きながら声を出して笑っているハニ。
それは今まで見た中ではかなり上位に入るほどのいい笑顔。
『ごめん、頭突き強すぎた…？』
JH「ううん、効いた。ありがとう、A」
よいしょっと声を漏らしながら起き上がるハニの額を目を凝らして見てみると赤くなっている。
やっぱり勢い任せに強い頭突きしすぎたかもしれないっ…
どうしよう脳震盪とか起こしてないかな！？
『ご、ごめん…おでこ赤い…どうしようもっとハニが馬鹿になる…』
JH「本当にAって俺のこと舐めてるよね、まぁそこが好きなんだけど」
サラリと甘いセリフを吐く天使は今までにないくらいいい顔をしている。
『なっ…』
JH「いいの？俺が傍に居たら怖い思いするかもよ？」
上目遣いでそう問う彼。
答えなんかそんなの、彼に溺れた時から決まってるんだ。
『いいよ、ハニと居られるなら何でも』
ハニの隣のためならきっと私は何でも捧げられる。
それくらいに私は彼が居ない日々なんて考えられないんだ。
『それくらいハニが大好き！』
JH「…俺も大好き」
月に照らされたハニはいつも以上に天使のように儚かった。
キラキラと光る瞳と髪があまりにも綺麗で芸術作品のようだ。
『綺麗だね、ハニ』
そう言うと、ハニはまた嬉しそうに笑った。
そのまま伸びてきた白い手にそっと頬を包まれて、どちらからともなく影が重なった。
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すい(プロフ) - ワバー手練でさん» お返事遅くなってしまいましたごめんなさい！そう言っていただけて嬉しいです(泣)ありがとうございます(；；) (2022年10月11日 14時) (
レス) id: 153a5cc26b (このIDを非表示/違反報告)
ワバー手練で(プロフ) - 読み入っちゃって一気に読んじゃいました＞ ̫＜ 本当に面白いですㅠ-ㅠ (2022年8月19日 22時) (レス) @page39 id: 39c16bc362 (このIDを非表示/違反報告)
すい(プロフ) - apricot384さん» お待たせ致しました(泣)待っていてくださりありがとうございます！またよろしくお願いします！(^^) (2022年5月20日 18時) (レス) @page30 id: 52a215b46f (このIDを非表示/違反報告)
apricot384(プロフ) - 再開ありがとうございます！おかえりなさい꙳★*ﾟ楽しんで読ましていただきます。無理せずでいいので更新よろしくお願いします！ (2022年5月10日 22時) (レス) id: 5c0405314d (このIDを非表示/違反報告)
すい(プロフ) - apricot384さん» コメントありがとうございます！そんなに楽しみにしてくださってありがとうございます(^^)♡励みになります！頑張ります！ (2022年2月26日 0時) (レス) id: 52a215b46f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すい
| 作者ホームページ：http://twitter.com/sui_no_heya
作成日時：2021年9月10日 22時
