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JH「俺はAが好き」
風で少し揺れる金髪と、困ったように笑うハニ。
その姿が綺麗で悲しくて自分でも訳の分からない感情に陥る。
『好きって…その…』
JH「うん、恋愛的な意味で」
言葉の意味を飲み込み、本来ならば泣いて喜びたい。
でも違う。
ハニがおかしい。
『わ、私もハニが…』
JH「だからもう会わない」
返事をしようとした時、ハニはそう告げた。
『…なんで…？』
JH「他の女なら俺と関わって危ない目に遭っても自己責任だし、正直どうでもいい。でもAは違う」
あまりに苦しい言葉に涙が溢れる。
そんな私を見て、またハニは眉を下げて笑って親指でそっと私の涙を拭った。
JH「面白そうって理由だけで俺から近づいた。一緒に過ごす内にAが大切で本当に俺のものになって欲しくて仕方なくなった。傍にいて欲しいしどこにも行かないで、他の奴なんか見ないでって言いたい」
『ハニっ…』
JH「でもそれ以上にAの笑った顔が大好きになった。俺と関わってAが笑えなくなる日が来るかもしれないなら俺はAから離れる」
痛い
君の優しさが痛くて苦しくて
本当に嫌になる
JH「幸せになって、A」
違う。
私が求めてたのはこんな言葉じゃない。
立ち上がろうとするハニの胸ぐらを掴んで押す。
バランスを崩したハニはそのまま後ろに倒れ、その隙に馬乗りになれば、いつもはハニに見下ろされてただった私がハニを見下ろし初めて対等になれた気がした。
JH「A…？」
『いい加減にしろ…』
ハニと出会ってから本当に自分の感情の制御が難しくて泣き虫になったと思う。
ぽたぽたとハニの頬に落ちる私の涙は雨のようだ。
『幸せになってって何！？なんでハニと離れた私が幸せになれると思うわけ！？』
JH「お、落ち着けって」
『私もハニが好きだよ、大好きだよ！』
こんな怒るような形で告白返す女子なんてきっと私くらいだろう。
しかも当の本人に馬乗りになってるし。
誰がどう見てもロマンの欠片も無いそんな雰囲気でもいい。
ハニから離れなきゃならないそんな現実の方が私は100倍嫌だ。
落ちる涙は止まらない。
そんな私を見てハニも静かに涙を流した。
『最初は未知のハニが怖かった。でも一緒に過ごせば過ごすほど、色々なハニを知れた。そしたらいつの間にか私はハニが居なきゃダメになった』
私の世界に君が居ないなんて耐えられない
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すい(プロフ) - ワバー手練でさん» お返事遅くなってしまいましたごめんなさい！そう言っていただけて嬉しいです(泣)ありがとうございます(；；) (2022年10月11日 14時) (
レス) id: 153a5cc26b (このIDを非表示/違反報告)
ワバー手練で(プロフ) - 読み入っちゃって一気に読んじゃいました＞ ̫＜ 本当に面白いですㅠ-ㅠ (2022年8月19日 22時) (レス) @page39 id: 39c16bc362 (このIDを非表示/違反報告)
すい(プロフ) - apricot384さん» お待たせ致しました(泣)待っていてくださりありがとうございます！またよろしくお願いします！(^^) (2022年5月20日 18時) (レス) @page30 id: 52a215b46f (このIDを非表示/違反報告)
apricot384(プロフ) - 再開ありがとうございます！おかえりなさい꙳★*ﾟ楽しんで読ましていただきます。無理せずでいいので更新よろしくお願いします！ (2022年5月10日 22時) (レス) id: 5c0405314d (このIDを非表示/違反報告)
すい(プロフ) - apricot384さん» コメントありがとうございます！そんなに楽しみにしてくださってありがとうございます(^^)♡励みになります！頑張ります！ (2022年2月26日 0時) (レス) id: 52a215b46f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すい
| 作者ホームページ：http://twitter.com/sui_no_heya
作成日時：2021年9月10日 22時
