5話 ページ5
ジヨ side
ジヨ「ジ…フナ」
WZ「お前はカッコイイよ。直向きで、前しか見てねぇ。そんなお前、めちゃくちゃカッコイイよ」
ジヨ「でもそれももう終わりだよ。私はバレーから足を洗わなきゃ」
ズドンと響く重い言葉。
嫌だ…バレーから足を洗うなんて嫌だ…でももう私には…バレーが出来ない
WZ「洗わなくていい。俺が全国に連れてってやる。でけぇ舞台、マネージャーとして横に居ろ」
思わぬジフナの提案に開いた口が塞がらない。
マネージャー？ジフナと全国？
WZ「だから絶対諦めんな。俺も諦めねぇ、全国のコートからお前にピースしてやるよ」
胸に響く優しい言葉と決意。
意外にも大きな彼の手が私の背中をポンッと叩いて離れる体。
ジヨ「…約束だよ？」
WZ「おう。来年、セブチ高校の男バレで再会するぞ」
ジヨ「…うん！」
ジフナはその後、親が来るまで隣にいてくれた。
彼の気持ちが嬉しかった。
そして私は
ジフナに恋をした。
順調に進むと思っていた。
ジフナがAちゃんを連れて来るまでは。
愛想の良さそうな元気な女の子。
ジフナの隣で笑ってるその子はやっぱり可愛らしくて…
仲の良さそうに話す2人。
ジフナのあんな笑顔、初めて見た。
WZ「おい、お前鈍臭いから俺の後ろ歩いてろ。顔にボール当たるぞ」
『じゃあ守ってもらおうかな♪ジフナ王子に♡ｷﾞｬﾊﾊﾊﾊﾊﾊwww王子ってキャラかよwwwってｷﾞｬｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧ痛い痛い！！！』
目の前で楽しそうにじゃれてる2人。
チクリと痛む胸。
WZ「あ、ジヨも気付けろよ〜。まぁスニョアいるから大丈夫か」
大丈夫じゃない。
ジフナが守ってよ…Aちゃんとどんな関係なの？付き合ってるの？
汚い感情が脳を支配する。
ジヨ「あ、あはは…」
苦笑いを浮かべれば、隣のスニョアが難しそうな顔でこちらを見る。
いいや、もう…
ジヨ「Aちゃん、こっちの先輩達にドリンク配ってきて！！1年は私が配るから！！」
『え、あ、分かった！』
ズルい…
最低だ、私。
絡んだことない先輩達の中にいきなりAちゃんを放り込んでしまった…
WZ「ジヨ、くれ」
ジフナが駆け足でこちらに向かって私の手元から1本ドリンクを受け取り、すぐにAちゃんの元へ走って行った。
痛い…つらい…行かないで、ジフナ…
WZ「あの人がスンチョル先輩。優しいからあの人から行くぞ」
『スンチョルさんこれ飲み物でござんす！！』
SC「ありがとござんすwww」
あの子は溶け込んだ
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すい(プロフ) - ???さん» コメントありがとうございます！お返事が遅れて申し訳ありません…何よりも嬉しいお言葉ありがとうございます！少し修正を加え、もう一度投稿出来るように頑張っていきますので、どうぞよろしくお願いします<(_ _)> (2021年6月7日 0時) (
レス) id: 52a215b46f (このIDを非表示/違反報告)
???(プロフ) - 今日初めて読みました！すごく面白くて、もう胸のトキメキが止まりません！！笑笑ぜひよかったらでいいので続き凄く気になってて書いてもらえないでしょうか？？もう本当に勝手で申しありません、、、 (2021年5月5日 20時) (レス) id: 4f3fa02159 (このIDを非表示/違反報告)
すい(プロフ) - やはやはさん» お返事遅くなって申しわけありません！そして嬉しいお言葉ありがとうございます！また更新頑張ります！ (2021年2月25日 1時) (レス) id: 52a215b46f (このIDを非表示/違反報告)
すい(プロフ) - ninjinさん» お待たせしてしまい申しわけありません！そう言っていただけてとても嬉しいです！また更新を頑張っていきたいと思います！ (2021年2月25日 1時) (レス) id: 52a215b46f (このIDを非表示/違反報告)
ninjin(プロフ) - 続きをください。 (2020年9月24日 14時) (レス) id: 1f629fbc2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すい
| 作者ホームページ：http://twitter.com/sui_no_heya
作成日時：2020年9月14日 23時
