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アリン「…よし!!私も行く」

『…へ?』

散々泣いたあと、アリンさんと他愛のない話をしていたら気付けば夕方。
今日のオッパ達の撮影は、確かお昼まで。
絶対に怒られる…そう思い、急いで帰ろうとしていたらなぜかアリンオンニも準備し出した。

『実家にですか?』

アリン「ううん、今日は宿舎に泊まる!Aの部屋に泊めて?」

『それはいいですけど…』

オンニは皆と顔を合わせて平気なんだろうか。
聞きたいけど、聞いていいのか分からないでいると、察したアリンオンニが口を開いた。

アリン「大丈夫、ジフナ達には会っておかなくちゃだし。これからの事一緒に考えよ」

『ありがとうございます、オンニ』

アリン「ほら、早く帰らないと怒られるんでしょ?行くよ!」

急いでアリンオンニの家を出て、最寄り駅でちょうど発車寸前のバスに飛び乗る。

アリン「あ!変装とかした方が良いかな?」

『オンニ、弟で遊んじゃダメですよ…』

アリン「えー?」

はしゃぎながらバスに乗っていると、案外直ぐに宿舎の最寄りバス停に着いてそこからは歩いて宿舎に向かう。

アリン「…緊張して来た…」

『大丈夫です、私は今から怒られる不安で吐きそうなんです』

アリン「え!?吐かないでよ!?」

『多分大丈夫ですよ』

宿舎の玄関前に着くと、不安はピークに達してもはや怖すぎて笑えて来てしまった。

『…オンニ開けてくださいよ』

アリン「いや、Aが開けて!」

『無理です!そんな自ら怒られに行くほど肝が座ってるように見えますか!?』

誰が玄関を開けるかで揉めていると、独りでに開いた扉。

ジア「あのぉ?どちら様で…え?アンタなんで居るのよ」

扉を開けたのはジアさんだった。
ジアさんはアリンオンニの顔を見て一瞬驚いた後、

ジア「今更なんの用ですかぁ?何?妹と同じ目に遭いに来たの?」

アリン「いつまでそんな事言ってるの。Aを虐めるのはもうやめて」

アリンオンニがそう言うと、ジアさんはさらに笑って

ジア「アンタの妹も可哀想よね。アンタのせいで殺されたんだから」


そう言った瞬間、私の中で何かが切れた。
堪忍袋の緒なんて切ったことがない私でも分かる。今すごく、腸が煮えくり返ってるって。

『ふざけんなよ!!』

SC「何?」

私の叫び声で部屋から出て来るメンバー達。
別にもうそれでも構わなかった。
人の命を奪っておいて、呑気にそんな事を言ってるこいつが許せなくて

ジアさんの頬を思いっきり叩いた。

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しらこ(プロフ) - はじめまして。面白くて一気に読んでしまいました!パスワードを教えていただきたいです (5月5日 23時) (レス) @page50 id: 017d61e151 (このIDを非表示/違反報告)
濵田妃奈乃(プロフ) - 初めまして!パスワード教えていただきたいです (5月3日 23時) (レス) id: 7d3d26ccae (このIDを非表示/違反報告)
ichi(プロフ) - 初めまして!パスワードを教えて頂きたいです。 (4月13日 9時) (レス) id: 19e2b404c4 (このIDを非表示/違反報告)
くく(プロフ) - はじめまして!パスワード教えていただきたいです! (4月13日 1時) (レス) id: 7ba68955da (このIDを非表示/違反報告)
犬こそ正義(プロフ) - パスワードぜひ教えてください🙇 (4月11日 19時) (レス) @page50 id: 3d5654d2e4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:すい | 作者ホームページ:http://twitter.com/sui_no_heya  
作成日時:2020年1月9日 1時

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