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JN「大丈夫?」
『…無事です』
WN「いいスイングだったね」
HS「現役アイドルからのファンサを叩き落とす!?普通!!」
『て言うか時間大丈夫なんですか?』
その言葉にハッとして、4人は部屋を飛び出して行った。
静まり返るリビング。あの人達、騒がしいんだな…なんて思いながら残りのご飯を食べた。
皿を洗い終わり、掃除をしようかと思っていた頃にジアさんが帰ってきた。
ジア「ただいま〜」
『おかえりなさい!あの、掃除ってどこまでしても大丈夫なんですか?』
ジア「部屋はプライベートだし、頼まれた時にしかしないようにしてるの!他は全部してるよ」
なんか頼もしいな、ジアさん。
可愛いし、綺麗だし…本当にこの人が他の家政婦さんを虐めてたのかな?女の勘、外れた?
ジア「…え、ウォヌ全部ご飯食べて行ったの?」
『え?あ、はい。食べてましたけど…』
ジア「…そう」
急にジアさんの声が低くなる。
『どうかしましたか?』
ジア「…なんでもないよ」
『…そう、ですか…』
ビックリした。
笑っているけど、ジアさんは血が出るんじゃないかってくらい自分の拳をギリギリと握りつぶしている。
怖すぎてそれ以上は何も聞けなかった。
『…私掃除して来ますね』
ジア「うん、お願いね」
一刻も早く逃げたかった。
だから、聞こえないふりをした。
ジア「…ゴミが…」
ゴミってやっぱ私の事だよね!?え、違うかな!?でも絶対そうだよね!?
廊下を雑巾がけしながらモヤモヤと考える。
朝あんなに優しかったのに急すぎない!?
ジア「Aちゃん、掃除ありがとう」
休憩していると、私の前にニッコリと笑いながらそう言うジアさん。
『いえいえ、いつもこれを1人でしてるジアさん…スゴいですね』
バシャッ
『…え』
濡れた服。
自分の髪の毛から滴る雫。
転がったバケツ。
あぁ、水かけられたのか…
ジア「…2日くらいは様子見てあげようって思ったけど無理。あんた本当ムカつく」
ギロっと睨むジアさん。
なるほど、朝のアレは演技ってわけね。やっぱ私の女の勘は当たってたらしい。
『…冷た』
ジア「泣かないの?他の女は泣いてたのに」
『…おかしいって思ってたんです。次々に他の家政婦が辞めるって。やっぱり全部アンタだったんですね』
正直言うとめちゃくちゃ怖い。手だって震えてる。
それでも、ここは引いちゃダメな気がする。
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しらこ(プロフ) - はじめまして。面白くて一気に読んでしまいました!パスワードを教えていただきたいです (5月5日 23時) (レス) @page50 id: 017d61e151 (このIDを非表示/違反報告)
濵田妃奈乃(プロフ) - 初めまして!パスワード教えていただきたいです (5月3日 23時) (レス) id: 7d3d26ccae (このIDを非表示/違反報告)
ichi(プロフ) - 初めまして!パスワードを教えて頂きたいです。 (4月13日 9時) (レス) id: 19e2b404c4 (このIDを非表示/違反報告)
くく(プロフ) - はじめまして!パスワード教えていただきたいです! (4月13日 1時) (レス) id: 7ba68955da (このIDを非表示/違反報告)
犬こそ正義(プロフ) - パスワードぜひ教えてください🙇 (4月11日 19時) (レス) @page50 id: 3d5654d2e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:すい | 作者ホームページ:http://twitter.com/sui_no_heya
作成日時:2020年1月9日 1時