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イ・ジフンに放置された私は、とりあえず片手に持っている少量のゴミを捨てるべく奴の走って行った方向へ歩みを進める。
あれでいて照れ屋。割とポイント高いよな、アイツ。
JN「あれー？Aちゃんだ！やっほー！」
誰かに声を掛けられて、後ろを振り返ると整った顔面。
『ジュンくん！？』
JN「あはwなんでそんなに驚いてるのー？Aちゃん変なのー！」
私から言わせればあなたの方が変だよ。
『ジュンくん何してるの？』
JN「今日ね、ジフナと放課後用事があるんだけど見当たらないんだよね〜」
『あ、音楽室？』
JN「そうそう！え？なんで知ってるの？？」
『何してるかまでは聞いてないけど、私達学級委員で教室掃除任された時にイ・ジフンから聞いたw』
そう言うと、ニコッと笑って
JN「そっかー！じゃあさ、行く？」
『…え？』
何を思ったのか、ジュンくんが私の持っていたゴミ袋をふんだくってゴミ捨て場の方に走る。
慌てて私も追いかけるが、消えてからものの数分で何も持たずに帰ってきたジュンくん。
『えぇっ！？捨てて来てくれたの！？』
JN「うん！それじゃ行こ！」
いやいや待てよ。腕引っ張られて廊下を全力ダッシュというトキメキな出来事起こってるけど冷静に考えて何？どこ行くの！？
『ちょ、どこ行くの！？』
JN「音楽室♪」
止まらないジュンくんの足。自らの足を止めようにも、今止めたら確実にコケる。大人しく私も足を動かすしかない。
JN「あ！電気ついてる！ジフナ来たんだー」
『ちょ、本当に待っ…』
”待って”と言おうとした時、続きの言葉が出なかった。
聞こえてきた歌声に思わず息を飲んだから。
『…え、これ』ｺｿｯ
JN「ジフナだよ！」ｺｿｯ
ギターの音と綺麗な歌声が廊下にも聞こえていた。え、あの人こんなに歌上手いの…？
上手いっていうか…何これ、鳥肌…
『す、すご…』
思わず呟く私を見てニコッと笑ったジュンくん。いつもの私ならこの笑顔に惚れている、確実に。だが、今の私はそれどころじゃなかった。
イ・ジフンの声に心を鷲掴みにされた気分だ。
JN「…Aちゃん、近くで聞いて行く？」
『…行きたいけど…多分私が行ったら邪魔になっちゃうしここで聞いてるwジュンくんは。私のことは気にしないで行っていいよ！』
JN「んー…大丈夫だよ！一緒に行こ？」ﾆｺｯ
『え？でもイ・ジフン…』
JN「大丈夫」ﾆｺｯ
絶対大丈夫じゃないと思う。
そんな私の心の叫びに気づいてくれよ…
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すい(プロフ) - 神田かなさん» 素敵なコメントありがとうございます！嬉しいご感想まで...ありがとうございます^^頑張ります！ (2021年4月26日 23時) (
レス) id: 52a215b46f (このIDを非表示/違反報告)
神田かな(プロフ) - コメント失礼致します！更新嬉しいです、めちゃくちゃキュンキュンしてます…！これからも気長に待っております〜！！ (2021年4月23日 8時) (レス) id: b375281d46 (このIDを非表示/違反報告)
すい(プロフ) - きむ ほらんさん» ありがとうございます！不定期亀更新ですが、気長にお待ち下さい！(^^) (2020年12月7日 22時) (レス) id: 52a215b46f (このIDを非表示/違反報告)
すい(プロフ) - ピョナさん» ありがとうございます！気まぐれで書いた作品なので私自身これからどうなるのか全然分からないんですが、私は嫉妬男子が大好きなので恐らくウジくん嫉妬しちゃうと思います笑笑 (2020年12月7日 22時) (レス) id: 52a215b46f (このIDを非表示/違反報告)
すい(プロフ) - tomato。さん» 誠に返事が遅くて申し訳ありません（ ; ; ）そう言っていただけて嬉しいです！ありがとうございます！ (2020年12月7日 22時) (レス) id: 52a215b46f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すい
| 作者ホームページ：http://twitter.com/sui_no_heya
作成日時：2020年3月26日 1時
