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ジュンさんのメイクが終わり(途中からはオンニに代わってもらった)撮影が始まる。
飲まず食わずで動いてたので、休憩を兼ねて撮影部屋から抜け出して外のベンチに座ってぼーっとしていた。
『まだまだだなぁ…』
最善を尽くしたつもりでも、スアオンニの方が遥かに上手いし速い。
悔しい、でもやっぱり楽しい。ここには私を否定する言葉は無くて、どんどん打ち込める。それがやっぱり嬉しい。
いつか…願わくば私もオンニみたいにバリバリのメイクさんになってみたいなぁ…とか夢のまた夢だけど。
スア「あ、居た居た！おーいA〜！」
『ん？あ、オンニ〜！』
スア「もうすぐ撮影終わるから皆でチキン食べよってことになったし、もう戻ろっか」
『あー……うん！』
ドユンオッパのケーキ食べ過ぎて最近本当に自己ベスト更新し続けてるから最近ダイエット始めたけど…まぁいいや、女の子は食べてなんぼだし(？)今日はチートデイにしよう…まぁ私の場合ほぼ毎日がチートデイなんだけども。
スア「A」
『ん？』
スア「あの………えっと……ごめん、なんでもない」
撮影部屋へ戻ろうと歩きながらオンニは何度も私の顔を見て口を開くのに、結局何も言わなかった。
気になるけどオンニが話したくなるまで私は待つしかないんだ。
『オンニ』
スア「ん？」
『話したくなったら話してね、私ちゃんと聞くから！』
そう言うと、オンニは泣きそうになりながら頷いた。
それが可愛くて私の口角も上がる。
『ほら、行こう。私お腹空きすぎて気持ち悪くなりそうだし』
スア「うん、そうだね」
オンニの手を引いて少し歩くリズムを速める。
何となく、いつもよりオンニが小さく見えたのは気のせいだろうか。
分からないけど、私ができる事はこれくらいしか無いから。
スア「ねぇA」
『ん？』
スア「今日の夜、時間ある…？」
『え、夜？特に予定無いから大丈夫だよ』
スア「そっか…じゃあご飯食べに行かない？そこで話したいこともあるから…」
『うん、行こう』
いつもよりぎこちない笑みのオンニで、何となくいい話では無いことを察してしまう。
なんだろう、この半年契約が予定より早く終わってしまうとかかな？
仮にそうなったとしても、私より腕のいいメイクさんが戻って来るなら私がここに居る理由は無いね。
胸のざわつきに気づかないフリをしながら、1歩また1歩と撮影部屋へと足を進めた。
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よん(プロフ) - 素敵な作品で一気に読んでしまいました！更新楽しみにしています！！ (4月2日 18時) (
レス) @page34 id: 17dcf2bc33 (このIDを非表示/違反報告)
ななみ - 更新楽しみにしてます！！ (12月2日 0時) (レス) @page34 id: 70f217a4be (このIDを非表示/違反報告)
犬飼いたい(プロフ) - 更新ぜひ..！！よろしくお願いします！！ (8月8日 0時) (レス) @page34 id: 3d5654d2e4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - 続きが気になりすぎます！！更新楽しみにしてます (7月27日 21時) (レス) @page34 id: 697dde3f4a (このIDを非表示/違反報告)
ぴ(プロフ) - 一気見してもうハラハラして次が待てませんんんん！うそです、無理しないでゆっくりでいいので更新待ってます！ (7月2日 4時) (レス) @page34 id: d5c63dc535 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すい
| 作者ホームページ：http://twitter.com/sui_no_heya
作成日時：2022年9月24日 20時
