10 ページ10
あれから牛タンだけでなく、他の肉も取られ続けたのでもう諦めた。
烏龍茶を飲みながら、年上の中身がガキの2人を視界に入れないように窓の外をぼーっと見つめながら『早く終われ』なんて願う。
ドユンオッパ、待ってるかな…
歓迎会が早く終わったら会いに行こうかな…なんて思ってたけど明日がオフらしいので当分終わる気配も無ければ、恐らく二次会行きな雰囲気だ。
SEVENTEENがオフならば、私達も比例してオフになるけど…明日はドユンオッパお店に居るかな…
スア「A？食べてる？」
『うん』
スア「ぼーっとしてたけど具合悪い？大丈夫？」
『大丈夫だよ、ちょっと疲れただけだよ』
スアオンニの顔を見ると、思い出すんだ。ドユンオッパのこと。
それはそうか、2人は双子なんだから。
スア「…あっ待って！？今日水曜…あ、嘘やだ！ごめんねA、今日ドユンに会いに行ける日だったのに私ったら…」
『気にしないでよ！私が勝手に行ってるだけだからドユンオッパは待ってないだろうし』ﾆｺｯ
自分で自分の言葉が突き刺さる。
そうだ、どうせドユンオッパは私みたいな小娘を待ってる訳がない。
スア「A…」
JH「ドユンって？誰？」
スア「私の双子の兄だよ」
JS「へぇ。で、ペクさんはそのドユンさんが好きなんだ」
『好きじゃないです。私が勝手に憧れてるだけで別に…』
秘密にしたいのに。
この人達に話したいわけじゃないのに。
スルスルと言葉が出てくるのは何でなのか…
スア「あっ！ジス！Aにウーロンハイ飲ませたでしょ！？」
JS「え？ウーロンハイ好きなのかなぁって」ﾆｺｯ
スア「確信犯でしょあんたー！しかも結構キツいし…A大丈夫！？」
スアオンニの顔がドユンオッパに見えるんだ。
会いたい、私の週１の楽しみ。
ドユンオッパに頭を撫でられるのがたまらなく好きで、嬉しくて、撫でてもらいたくて沢山頑張って…
JH「おい、水飲むか？」
『オッパ…』
JH「っ…なっ…」
微睡みの中、スアオンニの声と何人かの声が聞こえる。
誰の声かなんて分からない。
分からないけど…
ドユンオッパが居ないことだけは、痛いくらいに分かっちゃうんだ…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 4240人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SEVENTEEN」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ソア - とっても面白いです。ありがとうございます (7月7日 6時) (
レス) id: 5500a8d0d5 (このIDを非表示/違反報告)
すい(プロフ) - 麗さん» お返事が遅くなってごめんなさい…執筆が遅すぎて完結タグが付いてしまいましたが、まだ続きます(；；) (2022年7月13日 15時) (レス) id: 52a215b46f (このIDを非表示/違反報告)
麗 - もう更新はされないのでしょうか、、 (2022年6月18日 17時) (レス) @page49 id: 7bfaeb6c17 (このIDを非表示/違反報告)
すい(プロフ) - koro39さん» 数ある作品から選んでいただき、ありがとうございます！続編に続きますのでまたよろしくお願いします！ありがとうございます(^^) (2022年4月6日 8時) (レス) id: 52a215b46f (このIDを非表示/違反報告)
すい(プロフ) - 千笑さん» 遅くなって申し訳ありません！そう言っていただけると本当に嬉しいです(；▽；)ありがとうございます、頑張ります！ (2022年4月6日 7時) (レス) id: 52a215b46f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：すい
| 作者ホームページ：http://twitter.com/sui_no_heya
作成日時：2021年3月16日 23時
