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JH side
自分の分の撮影を終わらせ、あとはもう一度全体撮影をしたら終わり。
流石に眠すぎる。
ソファーに横になろうとしたらブランケットを頭から被った先客が居た。
ブランケットに収まってるし、サイズ的にスタッフさんかと思って移動しようとした時、
『うへへ…もう食べれない…』
と、何とも色気のない寝言が聞こえた。
ブランケットを捲って見るとやっぱりおチビだった。
幸せそうに笑うその顔が、幼い頃の妹と被って頬が緩むのが分かる。
ソファーの前にしゃがみ込んで肉付きのいい頬に指を埋め込むと柔らかい感触にまた口角が上がる。
HS「何してるの?ヒョン」
JH「ん?なんかコイツ赤ちゃんみたいだなぁって」
「ほら」と言いながら頬を摘んで見せると、ホシは細い目をキラキラさせながらぱぁーっと効果音が付きそうな笑顔で笑った。
HS「お、俺も触っても大丈夫かな?」
JH「大丈夫大丈夫」
根拠も何もなしにそう答えると、ホシは嬉しそうにAの頬をそれはそれは楽しそうにつんつんする。
HS「もっちもちだ…」
JH「ホシももちもちだけどな〜」
HS「自分以外の頬っぺ気持ちいいと思ったのジフナ以来だよ〜」
幸せそうな顔でひたすらAの頬をもちもちしてるホシ。
その光景全てが可愛い。
ハリン「ホシや〜撮影よ〜」
ハリンヌナがホシを連れて撮影に向かってしまった。
HS「ああぁぁ!俺の癒しぃぃいいい!!」
ハリン「はいはい」
再び訪れる静寂。
試しに両頬を包んでみると、予想以上にモチモチでホシがハマる理由が分かった。
その時、パチッとAの目が開いた。
JH「あ」
『…………え?』
Aの頬を包んでる俺と、目を覚ますと頬を包まれてるA。
『ぬぉぉぉおおお!?!?!?』
JH「ちょっ!落ち着…」
ドサッ
暴れ出したAがそのままソファーから落ちる。
途端、立ち上がってそのまま走って撮影所へ向かってしまった。
やばい、誤解させた…
自分も急いで立ち上がり、撮影所へと向かおうとした時ソクミナとぶつかった。
JH「わっ!ごめん!」
DK「びっくりした…え、ヒョンどうしたの?」
JH「え?何が?」
DK「いや、顔真っ赤だよ?」
なんで…?
思い当たる節はただ1つ。
さっきのおチビ
っていやそれはない。
アイツは恋愛対象外
そもそも俺の好みはスアヌナだし。
JH「そんな訳ない」
DK「ん?」
JH「そんな訳ない!!」
ソクミナに逆ギレしてまた足を進めた。
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ソア - とっても面白いです。ありがとうございます (7月7日 6時) (レス) id: 5500a8d0d5 (このIDを非表示/違反報告)
すい(プロフ) - 麗さん» お返事が遅くなってごめんなさい…執筆が遅すぎて完結タグが付いてしまいましたが、まだ続きます(;;) (2022年7月13日 15時) (レス) id: 52a215b46f (このIDを非表示/違反報告)
麗 - もう更新はされないのでしょうか、、 (2022年6月18日 17時) (レス) @page49 id: 7bfaeb6c17 (このIDを非表示/違反報告)
すい(プロフ) - koro39さん» 数ある作品から選んでいただき、ありがとうございます!続編に続きますのでまたよろしくお願いします!ありがとうございます(^^) (2022年4月6日 8時) (レス) id: 52a215b46f (このIDを非表示/違反報告)
すい(プロフ) - 千笑さん» 遅くなって申し訳ありません!そう言っていただけると本当に嬉しいです(;▽;)ありがとうございます、頑張ります! (2022年4月6日 7時) (レス) id: 52a215b46f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:すい | 作者ホームページ:http://twitter.com/sui_no_heya
作成日時:2021年3月16日 23時