33 ページ33
DN「大丈夫？Aw」
チャニの声でハッと意識が戻った。
やばい、立ちながら寝てた。
『ごめん、大丈夫大丈夫！』
DN「寝てたでしょwそこのソファーで休んできなよ、まだ撮影続くし」
まだ続くの！？
時刻は4時半。こんな朝方までぶっ続けて撮影なんて頭が狂いそう。いや、狂ってる。
『大丈夫、気が緩んだだけ』
バシンっ
渾身の両頬ビンタを自分で自分にお見舞いし、なんとか眠気を覚ます。
助っ人の分際で寝るとか流石に無理だ。
DN「でもAずっと立ってるでしょ？僕らはほら、仮眠代わり代わりしてるけど…」
『スアオンニが寝てないから私も寝ない』
スアオンニが起きてるなら起きてなきゃ私の気が済まない。
そんな私にチャニは困ったように笑って「無理しないようにね」とだけ言った。
アイドルって怖いイメージあったけどとことん優しい彼に感心してしまう。
スア「A、休憩とってきな」
スアオンニがこちらに歩いて来たかと思えばそんな事を言われた。
私そんなに眠そうな顔してる？
『なんで…』
スア「結構まだ長引くみたい。多分休憩のタイミングは今がベストだから行ってきな」
『でもオンニは…』
スア「私はこの仕事始めてから体が慣れてるから大丈夫。それに、ジスがAを休ませてあげてってうるさいからさ？」
バッとソファーに座ってるジョシュアさんを見ると、私を見てから驚いた後そそくさとどこかへ行ってしまった。
なんなんだあの人は。
スア「ほら！とっとと休む！忙しい時にバリバリ働いてもらうんだからね！」
スアオンニに無理矢理連れられてソファーに寝かされる。
なんとか足掻くも、無理矢理横にされたらスアオンニと瞼も私を寝かせようとしてくる。
『ね、寝るもんか！！』
スア「目閉じてるけどね」
瞼はもう開かない。
スアオンニがどこかへ行ったのを見計らって起きようとするも、瞼が言うことを聞かない。
その瞬間、ブランケットか何かが身体に掛けられる。
クッ…ずるいぞオンニっ…
ブランケットは…ブランケットは…寝てしま…いそう…
MG「あれ？ウォヌヒョンもう掛けてあげたの？」
WN「うん」
ウォヌヒョン…？
MG「やっぱり眠かったんだね、もう寝たの？ペクさん」
WN「うん。寝たみたい」
まだ辛うじて寝てないし…
まだ…
MG「ウォヌヒョンお気に入りのブランケット貸すなんて珍しいねー！」
WN「ん？うん、面白かったから」
そこで私の意識は途切れた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 4235人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SEVENTEEN」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ソア - とっても面白いです。ありがとうございます (7月7日 6時) (
レス) id: 5500a8d0d5 (このIDを非表示/違反報告)
すい(プロフ) - 麗さん» お返事が遅くなってごめんなさい…執筆が遅すぎて完結タグが付いてしまいましたが、まだ続きます(；；) (2022年7月13日 15時) (レス) id: 52a215b46f (このIDを非表示/違反報告)
麗 - もう更新はされないのでしょうか、、 (2022年6月18日 17時) (レス) @page49 id: 7bfaeb6c17 (このIDを非表示/違反報告)
すい(プロフ) - koro39さん» 数ある作品から選んでいただき、ありがとうございます！続編に続きますのでまたよろしくお願いします！ありがとうございます(^^) (2022年4月6日 8時) (レス) id: 52a215b46f (このIDを非表示/違反報告)
すい(プロフ) - 千笑さん» 遅くなって申し訳ありません！そう言っていただけると本当に嬉しいです(；▽；)ありがとうございます、頑張ります！ (2022年4月6日 7時) (レス) id: 52a215b46f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：すい
| 作者ホームページ：http://twitter.com/sui_no_heya
作成日時：2021年3月16日 23時
