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JH side
俺の言葉に、手を止め一瞬傷ついたような表情をしたがまたもやペク・Aの手は動き出した。
キュッと結ばれた唇。
こいつを見てたらイライラするんだ。
なんで言いたいこと言わないんだよ、そのくせ、ジスの言う通り顔にはしっかり出てる。
まるで昔の俺のようで腹が立つ
JH「嫌なら嫌って言わねぇと周りは誰も気づかない」
『え？』
JH「表情だけで汲み取って、とかそれ遠慮じゃなくてズルいだけだからな。お前の意志をちゃんと言えよ」
奴の瞳が揺れる。
不安げに、まるで何かを恐れるように。
『…ジョンハンさんには関係な…』
JH「これから関わってく上で、信頼関係を築こうとしない奴とはヌナどうこうじゃなくて俺は人として信用出来ないから」
腹立つ。
まるで"貴方達と私は違う"と線引きされてるような気分。
俺達だって人間だ、それなりに傷つくし案外一般人と変わらない。
だからこそ、スタッフの方達に偉い態度を取ったりせずにお互い信頼しているのに。
こんな線引き、大嫌いだ
あまりの苛立ちに席を立とうと、顔を上げた時目の前のペク・Aはポタポタと涙を流し始めた。
やべ、泣かした…って思った時には時すでに遅し。
見る見るうちに彼女の頬は濡れていった。
JH「ごめ…」
『嫌われたくない』
JH「え？」
『本音言って、嫌われる勇気も度胸も無い。嫌われたらそこで終わりから…ジョンハンさんみたいに私は強くなれない…』
スアヌナはあんなにハッキリものを言って皆に好かれてるけど、目の前のコイツはハッキリどころか、ひた隠しにする性格なのか。
まるで正反対の2人、それでも血が繋がってる気がするのは
泣いている時、あまりにも小さく感じるからだろうか。
『オンニみたいに綺麗で可愛くて…優しくもない。ブスなただのそこら辺の女が…本音言っちゃったら…ただの我儘…』
JH「お前は別にブスじゃ…」
スアヌナと自分を較べてきたのか、こんなに劣等感を抱えて…
苦しそうに泣くペク・Aは酷く悲しそうだった。
自分より年下の女の子が寂しげに泣いている。
妹と重なってしまったのか
JH「ごめんな、俺の言い方がキツかった」
ギュッと昔泣いていた妹を泣き止ませるためにしたように抱きしめた。
ペク・Aの肩がビクッと揺れ、体を離そうと手で押してくるけどそれよりも強く抱きしめた。
なんだか今、こいつを離したら消えちゃいそうな気がしたから。
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ソア - とっても面白いです。ありがとうございます (7月7日 6時) (
レス) id: 5500a8d0d5 (このIDを非表示/違反報告)
すい(プロフ) - 麗さん» お返事が遅くなってごめんなさい…執筆が遅すぎて完結タグが付いてしまいましたが、まだ続きます(；；) (2022年7月13日 15時) (レス) id: 52a215b46f (このIDを非表示/違反報告)
麗 - もう更新はされないのでしょうか、、 (2022年6月18日 17時) (レス) @page49 id: 7bfaeb6c17 (このIDを非表示/違反報告)
すい(プロフ) - koro39さん» 数ある作品から選んでいただき、ありがとうございます！続編に続きますのでまたよろしくお願いします！ありがとうございます(^^) (2022年4月6日 8時) (レス) id: 52a215b46f (このIDを非表示/違反報告)
すい(プロフ) - 千笑さん» 遅くなって申し訳ありません！そう言っていただけると本当に嬉しいです(；▽；)ありがとうございます、頑張ります！ (2022年4月6日 7時) (レス) id: 52a215b46f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すい
| 作者ホームページ：http://twitter.com/sui_no_heya
作成日時：2021年3月16日 23時
