メイクヌナの助っ人【SEVENTEEN】

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JH side

気に食わない。
さっきからスングァナと楽しそうに話してるのも、俺には見せない照れたような笑顔も。
何あれ、昨日あんなに泣いてたくせに。
俺のカトクをガン無視してたくせに。

スングァナにはあんなに楽しそうに話してるし。


スア「あんた極端過ぎない？そりゃ仲良くしろとは言ったけど、誰も甘えろとは言ってないんだけど！？」


JH「甘えてないし。俺が甘やかしてるんだし」


スア「どう見てもあんたがデロデロに甘えてるようにしか見えないけど。仲良くなったのは良いことだけど、もう少しジフナを見習って…」


そう、そこ。
ジフナに話しかけられたらあのおチビと来たら嬉しそうに『ウジさん！』なんて笑っちゃってさ？
何あれ、俺には笑わないし。
本当にムカつく。


SG「じゃあAって呼ぶ！」


『はい！』


何あれ。ムカつく。


JS「何？好きになったの？」


JH「違う。好きにはならない。でも親のような？兄のような？心情だからね、そりゃ多少はムカつくだけ」


ニヤニヤしながら見てくるジスとスアヌナ。
その視線も腹立つ。なぜ男女で仲良くしてたら"恋愛感情"を抱いてるかどうかを先に聞かれるのか。

そりゃ好感は持ってるけど、昨日のあの小さな背中の力になってあげたいってただそれだけなのに。
そもそも会って3日の人を好きになるわけないし。


スア「まぁ時間の問題だけどね。うちの子誰よりも良い子だから」


JS「別にヌナの子でもないけどね？」


スア「え？今日のメイクはイカ墨を全体に塗りたくるメイクが良いって？」


JS「僕はいいけどそれして怒られるのヌナだからね？」ﾆｺｯ


スア「本当にスンチョラ以外の年長組は曲者しか居ないんだからムカつく」


何それ、俺も曲者に入ってんの？心外なんだけど。
ってそんなのどうでもいい。
問題はあのおチビ達。
スングァナに指示通りのメイクを施してる間に2人はどんどん仲良くなってる。

さっきメイクオフの時邪魔したら流石にスアヌナに「ハニ、こっち来なさい」なんて怒られたからもうあっち行けないし。


『スングァンさんとっても肌綺麗ですよね。羨ましいです』


SG「割とスキンケア頑張ってるからね！あとビタミン！ビタミンは大事！」


『なるほど…』


何あれ。
俺だって本気出せば肌くらいゆで卵のようにツルツルのピカピカに…


スア「あ、ハニまた無理なダイエットしてるでしょ？肌荒れるからやめなさいってば！」


…ゆで卵は無理かもだけど卵くらいにはなれるし

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