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JH「そのまま真っ直ぐ…そうそう」
『わっ…すごい！私初めてバイク乗った！ねぇこれ動くの！？パラリラパラリラするの？？』
JH「パラリラパラリラはしないな…ほらこれ被って」
人生初バイクに興奮してる私にヘルメットを被せるユンジョンハン。
『え、アンタのは？』
JH「俺普段被らないし、女乗せるなら女に被せるのは常識」
不良にこんなの常識的なこと言われたんだけど。
今まで真面目に生きてきた私が不良にそんなこと言われたんだけど。
JH「落ちて首吹っ飛びたくなかったらちゃんと掴まって、A」
『どこに掴まればいいの？』
JH「俺」
グイッと手を引かれて後ろからユンジョンハンに抱きつけと指示される。
そ、そんなの流石に恥ずかしいのだが！？無理なんだけどっ…
JH「A」
『は、はい』
大人しくぎゅっと後ろからキツく抱きつくとユンジョンハンは振り返って綺麗に笑った。
その瞬間キュッと心臓が音を立てたのが自分でも分かった。
激しく音を立てて走り出すバイク。
初めて感じる風や臨場感に思わずココロが踊ってしまう。
『わーー！すごいすごいすごい！』
JH「楽しい？」
『すっごい楽しい！』
バイクってすごい！
こりゃ不良達が挙って乗りたがる気持ちも分かっちまう…
私もバイク乗れるようになりたいな…お父さんに相談してみようかな〜
しばらく風に吹かれて、夕焼けを眺めながらバイクに揺られて着いた先は夕日が見える綺麗な丘。
JH「到着」
『すご…何ここ、穴場？』
JH「そう、俺の秘密基地」
そう言うユンジョンハンの表情はどこからどう見ても冷酷無慈悲なんて言われる笑顔じゃない。
子どもっぽく楽しそうに笑うユンジョンハンに謎に心が惹かれてしまいそうだ。
JH「気に入った？」
『気に入ったけど…いいの？秘密基地に私連れて来て』
そう聞くと、返事は無いけど代わりに私の手を掴んでまた歩くユンジョンハン。
JH「どう？」
『わぁ……』
奥まで行くと海と夕日だけが見える場所だった。
ユンジョンハンは得意そうに私を見るけど、これは…すごく綺麗…
JH「A、こっち」
ポンポンと自分の隣を叩くユンジョンハンの隣にそっと腰掛ける。
自分でも分かってる。
こんな怖い人の言うことをホイホイと聞くのはきっと良くない。
でも
JH「夜になったらプラネタリウムより綺麗な空が見えるし、朝は朝日が光ってて…」
惹かれてしまう
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あんぱんまん(プロフ) - 間違えて1番左の星を押してしまったことをお詫びします(இдஇ`｡) (2022年8月30日 9時) (
レス) @page49 id: 9d9411b7d4 (このIDを非表示/違反報告)
RINKA(プロフ) - こちらこそよろしくお願いします！ (2021年9月10日 22時) (レス) id: c21e96cbb4 (このIDを非表示/違反報告)
すい(プロフ) - RINKAさん» いつも読んでくださり、本当にありがとうございます！こちらこそ読んでいただき、本当にありがとうございます！これからもよろしくお願いします(^^) (2021年9月10日 21時) (レス) id: 52a215b46f (このIDを非表示/違反報告)
RINKA(プロフ) - おめでとうございます。すいさんのお話がとても好きで、いつも読ませて頂いております。いつも素敵な小説ありがとうございます。更新頑張って下さい。楽しみにしています。 (2021年9月8日 18時) (レス) id: c21e96cbb4 (このIDを非表示/違反報告)
すい(プロフ) - うどんさん» コメ主様のその姿を想像して1人でニマニマしてる作者です(ニヤニヤ)嬉しいお言葉ありがとうございます！頑張ります(^^) (2021年8月15日 18時) (レス) id: 52a215b46f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すい
| 作者ホームページ：http://twitter.com/sui_no_heya
作成日時：2021年7月28日 9時
