小話~実って~(side Jisoo) ページ49
スンチョルと僕とハニとAちゃんの4人で映画を見ようなんて話になり、お互い食べ物などを持ちあって僕の家に集合になった。
最初はAちゃんの家で見るつもりだったのに、ハニが「Aの部屋に入っていいのは俺だけ」なんて駄々をこね出したから急遽僕の家になったわけだけど…
『ジスさんがお金持ちなのはなんとなく雰囲気で気づいてたけどここまでとは…うわ！噴水！噴水だー！ってぎゃあああ犬だデカいうぎゃっ』
SC「あぁそいつはジスの家で飼われてるアレックスだよ」
『大型犬で名前がアレックス…これはもう典型的な金持ちですね…』
SC「どういう事だよwww」
JH「A！他の男の家にはホイホイ上がんなよ！」
Aちゃんが居るだけでこんなにもうるさくなるものだろうか。
心做しかハニだけじゃなくてスンチョルも楽しそうだし。
JS「一応何本か映画借りてきたけど何見る？」
お手伝いさんに借りてきてもらったDVDの入ったパッケージを何本か机の上に広げれば、3人は餌を見せられた犬のようにキラキラな瞳で机に群がる。
JS「女の子いるしロマンス映画とかも借りてきてもらったけど…」
SC「いいな〜ロマンス見たい！」
『あ！私このホラー見たいです！』
ギョッと声の主を見れば、ホラーのDVDをそれはそれはいい笑顔で持っていた。
JH「………俺はこっち見たい」
『え、私はこれが見たい』
普段のAちゃんからは考えられない程の圧。
あのハニさえも圧に押されている。
『皆でこれ見ましょう』
独特なグロテスクなパッケージのそれを嬉しそうにAちゃんは抱えた。
その笑顔に流石に断れる人は誰も居なかった。
・
SC「うわぁぁぁ無理無理無理」
JH「スンチョルうるさい！」
『ちょ、ハニぐるじい…』
丸まったスンチョルが僕の背中に顔を埋め、半泣きのハニは恐怖のあまりAちゃんのしがみついてる。
チラッと再度横を確認してみれば、明らかに恋人のような距離感のハニとAちゃん。
何が怖いってお互いその距離感に疑問さえも抱いてない事
JH「幽霊出てる？見えてる？今」
『出てない』
JH「…嘘ついたらこの前の日曜のことジス達にバラす」
『ごめん嘘出てる。今バッチリ幽霊シーン』
これで付き合ってないから不思議だ。
そりゃハニは仲良くなったらパーソナルスペースがかなり狭い方だと思うけど、あそこまでいくもんなのかな…
ハニがAちゃんに好意を持ってると気づくまであと少し＿＿＿＿
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あんぱんまん(プロフ) - 間違えて1番左の星を押してしまったことをお詫びします(இдஇ`｡) (2022年8月30日 9時) (
レス) @page49 id: 9d9411b7d4 (このIDを非表示/違反報告)
RINKA(プロフ) - こちらこそよろしくお願いします！ (2021年9月10日 22時) (レス) id: c21e96cbb4 (このIDを非表示/違反報告)
すい(プロフ) - RINKAさん» いつも読んでくださり、本当にありがとうございます！こちらこそ読んでいただき、本当にありがとうございます！これからもよろしくお願いします(^^) (2021年9月10日 21時) (レス) id: 52a215b46f (このIDを非表示/違反報告)
RINKA(プロフ) - おめでとうございます。すいさんのお話がとても好きで、いつも読ませて頂いております。いつも素敵な小説ありがとうございます。更新頑張って下さい。楽しみにしています。 (2021年9月8日 18時) (レス) id: c21e96cbb4 (このIDを非表示/違反報告)
すい(プロフ) - うどんさん» コメ主様のその姿を想像して1人でニマニマしてる作者です(ニヤニヤ)嬉しいお言葉ありがとうございます！頑張ります(^^) (2021年8月15日 18時) (レス) id: 52a215b46f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すい
| 作者ホームページ：http://twitter.com/sui_no_heya
作成日時：2021年7月28日 9時
