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『…そんなあの特に深刻な理由とか無いんです！映画が泣ける映画で…』
誤魔化そうとすればする程、バレそうなくらい安易な嘘が口から漏れていく。
あぁ、絶対バレてるし…ダサいなぁ私。
SC「Aちゃんはハニとは真逆なのに、時々ハニに似てるな」
そんな私に投げかけられた言葉は予想を遥かに超える言葉だった。
私がハニに似てる…？
聞き間違い？いや、こんな場面でさすがに聞き間違えないし、スンチョルさんも優しい微笑みを向けて来ている。
『私がハニに似てるんですか！？』
SC「うん。1人で何だかんだ解決させようとするとこ」
まるで心の中を見透かされたような、私の思考と一致の言葉に目が点になりそう。
店員さんが運んできた大好きなレモネードにも目もくれずスンチョルさんの目を見ると、また彼はニコッと笑った。
SC「まぁでも、ハニの方が手が付けられないほど我儘な自由人だから本質しか似てないよ」
『…スンチョルさんはエスパーーなんですか』
SC「ハハッwいいな、エスパーって」
目を細めて嬉しそうに笑った彼は男らしい体付きに見合わず、可愛らしくストローでアイスコーヒーをチューチューと飲んでいる。
SC「ハニと何かあった？」
『いや…』
SC「Aちゃん嘘ついてる時バレバレだから嘘つくのやめときな？」
…どうやら私よりもスンチョルさんの方が何枚も上手らしい。
『ハニにとって私は何なのかとか、私自身にとってもハニは何なのかよく分からなくてモヤモヤするって言うか…』
初めて言葉にする悩み。
スンチョルさんは少し目元を綻ばせながらもしっかり相槌を打ちながら聞いてくれる。
それが何となく嬉しくて、擽ったくて、不思議な気持ちだ。
『ハニと出会ってから私の生活は180度変わりました。今までは幼なじみしか男友達は居なかったし、こんなに一緒に居ても苦痛を感じない友達は初めてで、あまりにも長いこと一緒に居たから…その…』
SC「うん」
『少なからずハニにとって私は好かれてる存在かなって…今だけは女子の中で1番仲良いつもりになってて…う、自惚れてて』
これかなり恥ずかしい。
頭部から湯気が出そうな程熱を帯びてる気がする顔。スンチョルさんの顔が見れない。
SC「自惚れじゃないよ、それ」
『え？』
パッと顔を上げると、当然のような顔をしてるスンチョルさん。
あぁ、また期待に胸を躍らせてしまいそうだ。
SC「少し、昔話をしようか」
カランッと氷が鳴った
何も無い天使(side Seungcheol)→←レモネード
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あんぱんまん(プロフ) - 間違えて1番左の星を押してしまったことをお詫びします(இдஇ`｡) (2022年8月30日 9時) (
レス) @page49 id: 9d9411b7d4 (このIDを非表示/違反報告)
RINKA(プロフ) - こちらこそよろしくお願いします！ (2021年9月10日 22時) (レス) id: c21e96cbb4 (このIDを非表示/違反報告)
すい(プロフ) - RINKAさん» いつも読んでくださり、本当にありがとうございます！こちらこそ読んでいただき、本当にありがとうございます！これからもよろしくお願いします(^^) (2021年9月10日 21時) (レス) id: 52a215b46f (このIDを非表示/違反報告)
RINKA(プロフ) - おめでとうございます。すいさんのお話がとても好きで、いつも読ませて頂いております。いつも素敵な小説ありがとうございます。更新頑張って下さい。楽しみにしています。 (2021年9月8日 18時) (レス) id: c21e96cbb4 (このIDを非表示/違反報告)
すい(プロフ) - うどんさん» コメ主様のその姿を想像して1人でニマニマしてる作者です(ニヤニヤ)嬉しいお言葉ありがとうございます！頑張ります(^^) (2021年8月15日 18時) (レス) id: 52a215b46f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すい
| 作者ホームページ：http://twitter.com/sui_no_heya
作成日時：2021年7月28日 9時
