六 ページ6
あの後結局予鈴のチャイムが鳴って私は授業に出た。あの3人はサボり常習犯らしくてお昼と放課後はここで待ってるって…
いいのかよアレで。
まぁでも結論から言うと私は面倒くさがりなのでお昼には応接間に行かなかった。
動くのが面倒だったから。交換したカトクで「眠いから行けない」と、ジフンに送れば「ん」とだけ返事が来た。
弁当を食べていつものように机で眠る。
窓から入ってくる風が心地よくて目を瞑る。
思い出すのはサジャと出会ったあの頃。
お父さんとお母さんを同時に失った悲しみで私は死のうとしていた。
その時助けてくれたのがスンチョリオッパだった。
私が死にたくなる度に駆けつけて抱きしめてくれた。
「俺がいる」
「絶対俺は置いて行かない」
その言葉だけで当時の私は救われていた。
そこからサジャに出会って、皆が私を受け入れてくれた。
でも私はサジャに深くは介入しない。
スンチョリオッパと約束した。
SC「俺達に介入する時は、お前の覚悟ができた時だよ。それまでは無理に知ろうとしなくていい。お前は俺達と無縁で生きていく方が幸せに暮らせるって思ってるし」
彼の優しさ。
私はサジャに甘えながら生きている。
彼らが日々何と戦っているのか。
絶対に教えてくれない。私が知ってるのは、私を受け入れてくれる彼らだけ。
JH「A」
『…ん？』
目を覚ますと、目の前にはハニの顔。
あれ？私寝ぼけてるのかな…
JH「放課後だよ。早く会いたくて迎えに来た」ﾆｺｯ
『……ん！？え！？私午後丸々寝ちゃってた…！？』
JH「そうみたいだね。早く行こ？お昼会えなかったから僕寂しかったからね」
ハニはどうして1回助けただけの私にここまで尽くしてくれるんだろう…
不思議に思っていると、ハニは私の鞄と手を持ってそのまま歩き出す。
『ちょっ』
JH「ここ嫌い。人多いもん」
『もう！』
極度のマイペースなハニ。
人が少ない道を通り、応接間に着くや否や私を抱きしめる。
JH「…会いたかった」
『朝会ったじゃん』
JH「足りない」
素っ気なくするも、やっぱり懐いてもらえるのは嬉しいもので。
少し嬉しい気持ちを隠しながらハニの頭を撫でると、彼は嬉しそうに笑った。
不覚にもその笑顔にキュンとしてしまう。
JS「…ハニ、ハニだけのAじゃないんだからね」
WZ「A、携帯鳴ってる」
手渡されたスマホにはハンソラからの着信。
やばい
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すい(プロフ) - ふくわモチモチさん» 遅くなってごめんなさい！！ありがとうございます！(＾＾) (2021年4月17日 1時) (
レス) id: 52a215b46f (このIDを非表示/違反報告)
ふくわモチモチ - 楽しみにしてます！がんばってください！ (2021年2月27日 23時) (レス) id: 66ebc3e84f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すい
| 作者ホームページ：http://twitter.com/sui_no_heya
作成日時：2021年2月24日 19時
