三 ページ3
何故目の前の小さい人は私に怒っているのか。
て言うかこの人誰…？クラスメイトかな？
あちゃー…こうなるならちゃんとクラスメイトくらい覚えておけばよかった…
『ごめんなさい』
WZ「…お前、パク・A？」
『…？はい』
彼の意図が読めない。
彼の顔を見るも、彼はふと目を逸らして少し考える素振りをした後に私の腕を掴んで歩き出した。
『わっ』
え、なになになに！？
しかも目の前の人なにか怒ってるよねやっぱり
『あ、あの！何か怒らせたなら謝ります！一体私どこに連れて行かれるんですか！？』
WZ「…」
無視。
や、やばいこれは俗に言うシメるってやつなのだろうか。怖い怖い怖すぎる(泣)
身の危険を察知し、スマホでウォヌに電話しようとしたその時
WZ「…え、は？」
振り返った男の子。
泣きそうな私を見て素っ頓狂な声を上げた。
WZ「え、あ…ごめん怖かったか？」
『ぐっ…』
涙より先に花水が出てくるタイプの私。
もう鼻水出そう。
WZ「別に取って食おうって考えてないから。痛いことはしない、安心して」
『は、はい…』
ぶっきらぼうに私の頭を撫でるその手は、壊れ物を扱うかのように優しい。
WZ「あ、この部屋に入って」
この部屋、と言われた部屋は応接間と書かれた私は未だに入ったことの無い部屋。
え…何？なんで？
WZ「大丈夫だから」
『い、いやでも応接間に入る用事が私にあるとは思えなくて…』
WZ「あんた、やっぱり知らないんだ」
知らない…？
私は知らない間に何かを犯したという意味だろうか？
小さい人はなかなかドアを開けない私に痺れを切らしたのかガチャっと扉を開けた。
WZ「ジョンハニヒョン、連れてきた」
ひぃぃ…
中に見えるのは赤と茶色で統一されたシックの部屋の大きなソファーに座る、金髪のどえらく綺麗な男の人。
パーマをかけられたその髪はすごくふわふわで、一言で表すなら天使だった。
WZ「ヒョン、この子で合ってる？」
JH「…待ちくたびれたよ、ジフナ」
ゆっくり近づいてくるその人。
私は本能で身の危険を感じて走り出そうとするも、ジフナと呼ばれた小さな人がドアの前に立ちはだかるせいで出られない。
ガクガクと震える足。
それもそうだ、天使のような彼はとんでもないオーラを放っている。
JH「おかしい…どうして僕を見て怯えてるの？」
『ひっ…』
目の前まで来たその顔。
顎を掬われ無理やり合わせられる視線。
綺麗な顔は悲しそうに微笑していた。
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すい(プロフ) - ふくわモチモチさん» 遅くなってごめんなさい！！ありがとうございます！(＾＾) (2021年4月17日 1時) (
レス) id: 52a215b46f (このIDを非表示/違反報告)
ふくわモチモチ - 楽しみにしてます！がんばってください！ (2021年2月27日 23時) (レス) id: 66ebc3e84f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すい
| 作者ホームページ：http://twitter.com/sui_no_heya
作成日時：2021年2月24日 19時
