十五 ページ15
JH「気持ちは嬉しいけど、僕ずっっとここに居るってわけでもないんだよね」
『え、そうなの？』
JH「サジャにもあるでしょ？アジト。一応パダにもアジトはあるからそこに居たりここに居たり…なんならアジトに居る方が多いんだよね」
『そっか…じゃあちゃんと自分でご飯食べなよ？』
JH「気が向いたらね」
変なとこ頑固だな。
さっきからあまり箸も進んでない。
もしかして不味い…？あ、そう言えば今日のお弁当はミンギュに味見して貰ってない。
『不味い？』
JH「ん？ううん、美味しい。ごめん、あんまり朝に食べる習慣無いから胃が驚いてるだけ」
本当に食べないんだな…
だからこんなに細いのか
『ハニいつか倒れそう』
JH「倒れたら看病してくれる？」
『…ソクミナがするんじゃない？』
JH「本当につれない。頬赤くして照れて」
『無理』
そりゃドキッとはするけど、そんなので惚れる程単純な可愛い女の子でも無い。
て言うか自分が恋してるとこを想像すると鳥肌が立つ。いや、でも恋に憧れはある。
ただ、もっと少女漫画みたいなロマンチックな恋に憧れてる。
JH「キスでもしたら照れてくれる？」
『一生口効かない』
JH「ちぇっ」
拗ねたように口を尖らせてまた頑張っておかずを口にしているハニ。
意外と素直で可愛い彼に頬が緩む。
JH「ご馳走様」
『はい』
綺麗に空になった弁当箱を回収して、カバンに入れる。
ポンポンっとハニがソファーの隣を叩くから、隣に座ると
JH「眠い」
と言って私の膝に頭を乗せて目を瞑ってまった。
こ、これは所謂膝枕というドキドキイベントでは…！？
騒がしい心臓に気づかないフリをしてスマホを開くと、ウォヌから着信があったらしい。
何かと思って掛け直すと、すぐにウォヌの声が聞こえた。
WN「今どこ」
『どこって学校だよ。今日ウォヌが送ってくれたじゃん』
WN「ユンジョンハン居る？」
『ハニ？え、居るけど…』
WN「ちょっと代わって」
昨日はあんなにハニ達のこと嫌ってたのに、電話しようなんて変だなぁ…
ハニを起こそうとしたら、ヒョイっとスマホを奪われた。
JH「何。誰」
ハニのダルそうな声が響いた後、何言か会話を交わしたあと明らかにハニの声が変わった。
JH「…こっちも既にシュアが向かってる。Aは学校から出さないから安心しなよ。今日は早めに迎えに来れば。じゃ」
それだけ言ってハニは電話を切った。
何の話か気になるけど首は突っ込まない
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すい(プロフ) - ふくわモチモチさん» 遅くなってごめんなさい！！ありがとうございます！(＾＾) (2021年4月17日 1時) (
レス) id: 52a215b46f (このIDを非表示/違反報告)
ふくわモチモチ - 楽しみにしてます！がんばってください！ (2021年2月27日 23時) (レス) id: 66ebc3e84f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すい
| 作者ホームページ：http://twitter.com/sui_no_heya
作成日時：2021年2月24日 19時
