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A side
午後練が始まり、ドリンクとタオルの準備も終わらせて皆が踊ってるとこをボーッと眺める。
あ、ジス先輩の汗ひと粒床に落ちた。あの床幸せ者だな。
ソアン「ジスって、積極的なの」
『は?』
ソアン「ジェントルマンなのに意外と男らしいし、この前のキスだってジスからして来たの」
バッと横を見ると、またあの獲物を見る目で私を見つめるソアン先輩。
ソアン「見てたでしょ、あの時」
『見てましたよ。公共の場であーゆーことされると迷惑です』
ソアン「だから、ジスからだって」
聞きたくない。
そんな事聞きたくない。
なのに止まらないソアン先輩の口。
ソアン「Aちゃん、ジョンハンくんと付き合ってるくせにジスにもちょっかい出すのやめてくれない?」
『その事なんですけど、私ユンジョンハ...』
ソアン「恩人を悪者にするの趣味なの?貴方の一言でジョンハンくんのイメージ崩れるってこの前言ったじゃない。それにそんな付き合ってもない男に抱きしめられて喜んでる女なんかにジスを渡すわけないでしょ?」
違う、違うけど...違わない。
『あれは...私が勝手にユンジョンハンに抱き着いただけだし』
ソアン「だからよ。尻軽女」
ソアン先輩の口から出たとはおもえない言葉。
驚いて固まっていると、更にソアン先輩はキッと睨んで
ソアン「また泣けば?アンタの大好きなジョンハンくんに慰めてもらえばいいじゃん。ジョンハンくんも軽いよね。アンタなんか相手しちゃってさ」
パンッ
ソアン「きゃぁっ!!」
気づいたら私の手はソアン先輩の頬を思いっきり引っぱたいていた。
止まる音楽と、ザワつく部員達。
『...謝って。今の訂正して』
ソアン「怖いよぉ...どうしたの、Aちゃん...」
SC「どし...」
後ろを向くと、戸惑うような部員の視線の数々。
堪らなくなって、私は逃げ出した。
WZ「Aっ!!!!」
ジフナの声を背中に体育館を飛び出した。
無我夢中で走って、さっきユンジョンハンと来た木陰のベンチに腰を下ろす。
どうしよう...また後先考えずにやっちゃった。
ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙やっちまったどうしよう...
うぉおおおおと雄叫びをあげながらどうしようか迷っていると
JS「見つけた...はぁ...はぁ...」
顔を上げると、息を切らしながら笑っているジス先輩と目が合った。
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すい(プロフ) - からあげさんさん» ありがとうございます!ついに動きましたねぇジス先輩!嬉しいお言葉ありがとうございます!最後までよろしくお願いいたします(^^) (2021年2月25日 22時) (レス) id: 52a215b46f (このIDを非表示/違反報告)
すい(プロフ) - Akoさん» 覚えてますよwwwユンジョンハンのオチをすごく希望してくださってたので記憶に鮮明に残ってますwありがとうございます!最後までよろしくお願いします(^^) (2021年2月25日 21時) (レス) id: 52a215b46f (このIDを非表示/違反報告)
すい(プロフ) - 豆粒さん» たくさんのコメントありがとうございます!感想を言ってくださると、こちらもやる気が漲るので感謝して感激であります!あと少しですが、よろしくお願いします(^^) (2021年2月25日 21時) (レス) id: 52a215b46f (このIDを非表示/違反報告)
すい(プロフ) - srさん» ありがとうございます(^^)最近の作者は暇人の極みなので更新めちゃくちゃしてますwこの作品に出会っていただき、温かいコメントもありがとうございます! (2021年2月25日 21時) (レス) id: 52a215b46f (このIDを非表示/違反報告)
からあげさん(プロフ) - まさかのジス先輩がァァァ!よかったら私と……(殴)とても面白かったです番外編も楽しみにしてます! (2021年2月25日 17時) (レス) id: ea4b011c8f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:すい | 作者ホームページ:http://twitter.com/sui_no_heya
作成日時:2021年1月24日 17時