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JS side
HS「…疲れてるのにごめん」
JS「ううん、大丈夫」
珍しく真剣な顔で「部活終わり、少し話したいんだけど」なんて言ってきたスニョア。
2人でアイスを食べながら公園のブランコに座った。
JS「…話って?」
HS「…俺、まどろっこしいの苦手だからストレートに聞くね。ソアンさんと付き合ってるの?」
驚いた。
噂で聞いたのか?それにしては広がるのは速い。
JS「うん…昨日から…」
HS「…そっか。こんな事聞くのは申し訳ないけど…その…Aは…」
JS「うん、後でちゃんと言おうと思って…」
普段から馬鹿みたいに慕ってくるA。
飾らない可愛らしい笑顔でよく僕の名前を呼んでくれた子。
王子じゃない僕を知っても、何も変わらずに接してくれた子。
HS「その事なんだけど…今日倉庫でヒョン達がキスしてるとこをたまたま俺とAとジフナが見ちゃって…」
JS「え…!?」
嘘…
あの場面を…Aに…
HS「あの…だからと言ってヒョンを責めてるわけじゃなくて…だって心は自分の意思で動かせないしそれに…」
JS「…僕、最低だ」
好いてくれてる女の子にそんなとこを見せるなんて…
ましてや、あんなに真っ直ぐ向き合ってくれたAに…
HS「ヒョンは気づかなかったし仕方な…」
WZ「仕方なくない」
HS「ジフナ!?」
僕らの前に、いつの間にかジフナが立っていた。
その瞳は酷く怒っているような気がした。
JS「本当に…ごめん…」
HS「ヒョン、頭上げて」
WZ「心は自分では制御できない。だからヒョンがAと付き合わなかったとしてもそれは誰にも責められない…俺が怒ってるのはそこじゃない」
ジフナは自分のカバンをギュッと握った後、深呼吸をして口を開く。
WZ「ヒョンはAの好意に甘えてる。ヘラヘラしてるけどアイツだって人間なんだよ。悲しい時だってある。だからヒョン、頼むからアイツのことちゃんとフッてあげて」
HS「ジフナ…」
ぽたぽたと涙を流すジフナ。
恥ずかしい。後輩にこんな説教されるなんて…
本当に…
JS「ごめん…明日ちゃんと話す。本当に…ごめん」
WZ「俺じゃなくてAに言ってあげて」
そうだね…
しっかり向き合わなきゃいけない
HS「ヒョン、Aはヒョンが思ってるよりヒョンのこと大好きだったよ。それを分かってあげてね」
あぁ、本当に上手くいかない。
どうすればいいんだろう…
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すい(プロフ) - からあげさんさん» ありがとうございます!ついに動きましたねぇジス先輩!嬉しいお言葉ありがとうございます!最後までよろしくお願いいたします(^^) (2021年2月25日 22時) (レス) id: 52a215b46f (このIDを非表示/違反報告)
すい(プロフ) - Akoさん» 覚えてますよwwwユンジョンハンのオチをすごく希望してくださってたので記憶に鮮明に残ってますwありがとうございます!最後までよろしくお願いします(^^) (2021年2月25日 21時) (レス) id: 52a215b46f (このIDを非表示/違反報告)
すい(プロフ) - 豆粒さん» たくさんのコメントありがとうございます!感想を言ってくださると、こちらもやる気が漲るので感謝して感激であります!あと少しですが、よろしくお願いします(^^) (2021年2月25日 21時) (レス) id: 52a215b46f (このIDを非表示/違反報告)
すい(プロフ) - srさん» ありがとうございます(^^)最近の作者は暇人の極みなので更新めちゃくちゃしてますwこの作品に出会っていただき、温かいコメントもありがとうございます! (2021年2月25日 21時) (レス) id: 52a215b46f (このIDを非表示/違反報告)
からあげさん(プロフ) - まさかのジス先輩がァァァ!よかったら私と……(殴)とても面白かったです番外編も楽しみにしてます! (2021年2月25日 17時) (レス) id: ea4b011c8f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:すい | 作者ホームページ:http://twitter.com/sui_no_heya
作成日時:2021年1月24日 17時