しろくまガールと狼ボーイ２ (ページ6)

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気合いを入れ直したところで…看護科室の赤いランプと共にブザーの音が鳴り響いた。

《緊急搬送。緊急搬送。手の空いている医師、看護師はすぐに西搬送口まで。

繰り返します…。》

川上「みんな！！集合！！」

看護師長の声でみんなが集まる

川上「緊急搬送されてくる患者は30人。

地下トンネルの工事中に事故発生70人もの負傷者が出たらしいわ。

ほかの病院にも搬送されていくらしいけど、うちの病院がきっと一番多い人数搬送されてくるわ。

今日内科担当以外はそっちに回って！

内科担当はいつも通り診断を！

いいわね！！」

「「「「「「はいっ！！」」」」」」

あー…厄介だな…。

うちの病院に搬送されてくるってことはかなりの重傷者。

今日は帰れないか。

西搬送口に着くとたくさんの救急車。その中からどんどんと重傷者が運ばれてくる。

「おい、熊崎、ガーゼ！」

『はいっ！』

「熊崎、〇△の点滴補充しろ」

『はいっ！』

「くまちゃん、この人第2安静室へ」

『はいっ！』

夜遅くまで続いた。

現在AM２：３０

はぁ、疲れた……。

ちょっと前に先輩に

「くま！あんたずっと前線出て疲れてんだからちょっと休憩してきなさい！！」

そう言われてありがたくそうさせてもらってる。

急患はほんとつらい。

うちの病院は特に大きいからやっぱり重傷者が来る率が高い。

もーへろへろです～～……。

ロビーのソファーでぐったりしていたら、

ケータイがなった。