しろくまガールと狼ボーイ２ (ページ2)

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そんな彼が豹変したのは、私が高２の２学期。

彼から「別れよう」と言われた。

私は願ったり叶ったりで、すぐに『わかった』と返事をした。

でも、なんで？なんでいきなり別れようなんて言ったのかな？

あんなに…あんなに無理の一点張りだったのに。

私が高校３年生の卒業式の前日

その彼の豹変ぶりの真相がわかった。

親友の萌々香(ﾓﾓｶ)に呼ばれてクラスに入ろうとした。

そこで聞こえてきたのは……。

親友の萌々香と豹変した彼の話し声。

「なぁ…萌々香？」

「なにー？」

「話ってなんだよ。俺、卒業生なんだけど？」

「うんー、ちょっとね～

結愛？もういるんでしょ？？」

えっ？……どーゆーこと……？

私は驚いてスマホを落とした。

「は？結愛？」

萌々香「そう。あんたが気づつけた結愛

ねぇ？知ってた？私と結愛親友なの。」

「は？」

萌々香「知らなかったよね。

だって、結愛にDVとかしかしてこなかったんだもんね」

「……」

萌々香「私はあんたに色目使って彼氏にしてみたけど……好きだからとかじゃないから。

ただの復讐。」

「萌々香…」

萌々香「そーれーにー…

私、彼氏いるしー、ねぇ？清正(ｷﾖﾏｻ)？」

そう言って清(ｷﾖ)が出てきた。

私は清って呼んで、結構仲も良くて…塾も一緒だった。

もちろん清と萌々香が付き合ってたのは知ってた。

萌々香「あんた、結愛にしたことわかってんの？」

清正「よくあんなことできるよな」

「お前らなにを知ってんだよ！？！？」

萌々香「知ってるに決まってるでしょッ！！

親友なんだから……

あー！あとね♪

あんたの浮気相手にも告げ口しといたから♪」

「はっ？何言ってんだよお前」

萌々香「あーれぇ？聞こえないのかな？

あんたの浮気してる女達にあんたの本性ばらしたって言ってんの」

「ちっ…このアマがっ！」

萌々香「そーやって怒りに身を任せて暴力振るのは良くないと思うよ？

ははっ、まぁ、そんなことしか出来ない脳なしなんだろーけどさっ！

ねぇ？早く逃げないとまずいんじゃないかなー？」

先生「まだ学校に誰かいるのか？」

萌々香「あんたがあんな大声出すから先生来ちゃうじゃん？笑笑」

「ちっ……」

そう言って彼が逃げようとした時。