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テテは話を続けた。
TH「それからヒョンやヌナたちと夜に遊ぶようになったんだ。
さすがに中学生だし、家出はしないで家には帰ったけどね。
そんで高校生になってからは家出したよ。
ヒョンたちの家に一緒に住ませてもらってさ。
島から出るお金を貯めるのにバイトも始めた。
それで今は俺にも弟たちができてさ。
俺がヒョンたちにしてもらったようによくしてあげたいと思ってる。
まあ、こんな感じでそれなりに楽しく過ごしてるよ。」
私がテテが"ヒョン"と呼ばれていたことを思い出す。
きっと可愛がってあげてるんだろうな。
「そっか…」
TH「俺のこと嫌いになった?
"この島が嫌い"だなんて言ってほしくなかった?」
確かに私の知っている昔のテテなら
そんなこと言わなかったはず。
だけど今のテテもテテだから。
「嫌いにならないよ。
__ただそれはテテがこの島に住んでるから言えることじゃない?」
TH「え?」
私はテテのほうに体を向けた。
「テテがこれまでのこと話してくれたから、
私も今まで誰にも話したことがなかったことを話そうかな?」
TH「何の話?」
「__どうして私が毎年この島に来るのか。」
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作者名:へばるぎ。 | 作成日時:2017年7月23日 0時