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公園にて。 ページ32
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私たちはスーパーから出て
近くの公園に向かった。
小さい頃は
よく4人で来たな。この公園に。
私たちはブランコに座って
アイスを食べながら話を始める。
「それで…
どうしてテテは…今の道に？」
何だか私は緊張した。
テテの気持ちを知りたい。
だけど本当のテテを知りたくない。
そんな複雑な気持ちだった。
それでもテテは話し始めた。
TH「俺、とにかくこの島が嫌いなんだよ。」
「え？」
そのテテの目は冷たかった。
TH「こんな海しかない島。大嫌いだ。
都会のほうが楽しくてキラキラしてて絶対良いに決まってる。」
「そんなことないよ…私は好きだよ？
こんなに綺麗な海が見れるのなんてこの島くらいしか…
TH「それはAが都会に住んでるから言えることじゃない？」
テテは私の言葉を遮った。
TH「中学生になったくらいからそんなふうに思い始めて…
で中3のときに1回家出してさ。
家族で夜ご飯食ってるときに俺が"もうこんな島から出ていきたい！！"って叫んでさ。
家は出たものの俺が行く宛もなく浜辺にいたら高校生のヒョンやヌナたちが話しかけてくれてさ。
そしたらヒョンやヌナたちも
"この島が嫌いだ。この島から出ていきたい"っていう同じ気持ちを持っている人たちだったんだ。」
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作者名：へばるぎ。
| 作成日時：2017年7月23日 0時
