Sea is him…? ~BTS's Summer vacation~ (ページ20)

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「んん？また上手く刺さんないし…」

どうやら釘が抜けてるっていうことは分かったんだけど
なかなか元のように上手く刺さらず何度もやり直して苦戦している。

気がつけば、
もう辺りは真っ暗。

"夜遅くならないようにちゃんと帰ってくるんだよ"

私はふとグクの言葉を思い出した。
こういうときにこそ、グクに手伝ってもらいたかったな…

そう思っていると
急に砂浜のほうから人の声がザワザワし出した。

明らかにヤバそうなイカツイ軍団みたいなのが海にやって来た。

「あぁいうのとは付き合わないのが一番…」

私がもう今日は諦めて帰って
明日グクに手伝ってもらおうかなっと思ったとき…

＿視界にイカツイ軍団が花火で遊ぶ様子が映り込んだ。

「ここの海…花火禁止なのに…！！」

私はそれが許せなくて
気がつくと彼らの前に立っていた。

『何か俺らに用？』

男の人が話しかけてくる。

「ここの海、花火禁止なんで今すぐやめてください。」

『はぁ？お前何様だよ？』

私は男の人に胸元を掴まれる。

『見たことない顔だな？島の外の奴か？そんな奴が調子のんなよ！！』

彼が怒鳴ると他の人たちも集まってきた。

「…離して！！」

『お前が喧嘩売ってきたんだろ！！！』

彼は拳を握った。
ヤバい。このままだと殴られるかもしれない。

"グク！！"

私が無意識にグクに助けを求めようとしたその時…

?「おい、お前。その子に何してるんだよ。」

奥からある男の子がやって来た。
その子の声は聞き馴染みのある声だった。

＿テテの声だ。