▽ ページ17
JK side
・
帰り道。
Aヌナの様子がいつもと違う。
JK「Aヌナどうしたの?」
「え?」
俺はヌナの顔を覗き込んだ。
JK「今日全然喋らないじゃん。
疲れた?」
「あー、そうかも…」
俺は足を止める。
「どうしたの?」
JK「何か隠してるでしょう?」
Aヌナは今適当に返事をして話を流そうとしていた。
「別に…」
Aヌナは下を向く。
俺はAヌナのほっぺたを
両手で押さえて無理やり顔を上げた。
JK「なら、ちゃんと俺の目を見て話せよ。」
何かムカついた。
Aヌナが隠し事なんて。
「それがヌナに対する態度〜?」
JK「ほら、またそうやって誤魔化す〜!!」
俺はモヤモヤ。
「いや、本当に何でもないよ。
ただグクが女の人たちに話しかけられてるのを見て…」
俺は驚いた。
あの時のやり取りを見られていたことに驚いたし
それを引きずってるヌナにも驚いた。
JK「あぁ…。見てどうしたの?」
「え?」
俺はちょっと意地悪な質問をした。
「グクみたいなお子ちゃまは女の人に襲われちゃうんじゃないかな〜って思っただけ!!」
なんか良い感じにまた誤魔化された気がする…
JK「お子ちゃまってヌナと1コしか年変わらないし。」
「グクは永遠にお子ちゃまだよ。」
JK「ふーん。で嫉妬してたんだー。」
「ち…違…!!」
JK「もう家着いたよ。また明日ね。」
_ちょっと嬉しかったな。ヌナが嫉妬(?)してくれて。
105人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:へばるぎ。 | 作成日時:2017年7月23日 0時