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JK side








帰り道。



Aヌナの様子がいつもと違う。



JK「Aヌナどうしたの?」



「え?」



俺はヌナの顔を覗き込んだ。



JK「今日全然喋らないじゃん。
  疲れた?」



「あー、そうかも…」



俺は足を止める。



「どうしたの?」



JK「何か隠してるでしょう?」



Aヌナは今適当に返事をして話を流そうとしていた。



「別に…」



Aヌナは下を向く。



俺はAヌナのほっぺたを
両手で押さえて無理やり顔を上げた。



JK「なら、ちゃんと俺の目を見て話せよ。」



何かムカついた。
Aヌナが隠し事なんて。


「それがヌナに対する態度〜?」



JK「ほら、またそうやって誤魔化す〜!!」



俺はモヤモヤ。




「いや、本当に何でもないよ。



 ただグクが女の人たちに話しかけられてるのを見て…」



俺は驚いた。
あの時のやり取りを見られていたことに驚いたし
それを引きずってるヌナにも驚いた。



JK「あぁ…。見てどうしたの?」



「え?」



俺はちょっと意地悪な質問をした。



「グクみたいなお子ちゃまは女の人に襲われちゃうんじゃないかな〜って思っただけ!!」



なんか良い感じにまた誤魔化された気がする…



JK「お子ちゃまってヌナと1コしか年変わらないし。」



「グクは永遠にお子ちゃまだよ。」



JK「ふーん。で嫉妬してたんだー。」



「ち…違…!!」



JK「もう家着いたよ。また明日ね。」




_ちょっと嬉しかったな。ヌナが嫉妬(?)してくれて。

事件は突然起こる→←▽



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作者名:へばるぎ。 | 作成日時:2017年7月23日 0時

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